バフェット太郎です。

米国株式市場の暴落が止まりません。

26日のNYダウ株式市場は前日比ー296.24ドル(ー1.19%)安の2万4688.31ドル、S&P500種指数は同ー46.88ポイント(ー1.73%)安の2658.69ポイント、ナスダック総合指数は同ー151.13ポイント(ー2.07%)安の7167.21ポイントと、三指数揃って急落しました。

急落した主な要因は、これまで相場の牽引役となってきたアマゾン(AMZN)とアルファベット(GOOGL)の四半期決算が投資家の失望を誘う悪い内容だったためです。

【アルファベット(GOOGL):2018.Q3】

EPSは予想10.46ドルに対して、結果13.06ドルと予想を上回りました。

売上高は予想340億5000万ドルに対して、結果337億4000万ドルと予想を下回りました。

売上高は前年同期比+21%の増収だったものの、伸び率は前年同期の+24%を下回るなど、これまでの勢いに陰りが見え始めていることがわかります。

売上高の伸びが鈍化し始めたこと、規制当局による厳しい圧力にさらされるなど、先行き不透明感が高まったことで株価は前日比ー1.80%安と急落しました。

【アルファベット(GOOGL):2015ー2018(日足)】
3
15年以降の日足チャートを眺めると、200日移動平均線を下回ったことに加えて、過去4年間続いた強気の上昇トレンドチャネルのサポートラインを下回ったことから、株価は弱気相場入りした公算が大きいです。

【アマゾン・ドットコム(AMZN):2018.Q3】

EPSは予想3.09ドルに対して、結果5.75ドルと予想を上回りました。

売上高は予想571億ドルに対して、結果565億8000万ドルと予想を下回りました。

四半期決算は増収増益だったものの、収益柱のAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)の売上高成長率が前年同期比+45.7%に留まったことに加えて、最繁忙期である第4四半期(10ー12月期)の売上高見通しが引き下げられたことが嫌気され株価が急落しました。前日比ー7.82%安でした。

【アマゾン・ドットコム(AMZN):2015ー2018(日足)】
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アマゾンの日足チャートを眺めると、アルファベットと同様に200日移動平均線を下回っていることが確認できます。ただし、過去4年間続いている強気の上昇トレンドチャネルのサポートラインは下回っていないことから、今後、この水準を割り込んでしまうのか、あるいは反発するのかが注目されます。

とはいえ、会社側が第4四半期決算の売上高を665億~725億ドルとしているのにも関わらず、アナリストらは依然として738億9000万ドルを予想するなど会社予想との乖離が見られていることから、第4四半期決算はネガティブサプライズとなる公算が大きいです。

★★★

さて、米国株式市場はこれまでハイテク株を中心に好調だったことから、ハイテク・グロース株ばかりに集中投資している人も少なくありません。

彼らは、「ハイテク産業が成長し続けることを考えれば、ハイテク・グロース株を長期で保有し続けるだけでお金持ちになれる」と豪語していました。

しかし、株式市場は将来を織り込むため、投資家が「ハイテク産業が成長し続ける」と確信すれば、株価は楽観的なシナリオを織り込むので、そのシナリオをさらに上回ることでしか上がりにくくなるものです。

結果、アマゾンやアルファベットがいくら増収増益と高い成長率を達成しても、それが投資家の予想を上回る数字でなければ、過去最高益の中で株価は暴落するなんてことになりかねないのです。

そういうことをわかっていないクソダサい投資家たちが、「業績が良いのだから株価は割安だ!」と考えて、ナンピン買いを繰り返しドツボにハマっていくわけです。

★★★

過去三年間を振り返るとだけで、ギリアド・サイエンシズ(GILD)をはじめとしたバイオ株ブームが終わり、チポトレ・メキシカン・グリル(CMG)をはじめとした一般消費財株ブームが終わり、そして今、エヌビディア(NVDA)をはじめとした半導体株ブームとアマゾンをはじめとしたFANG株ブームが終わろうとしています。

クソダサい投資家は常にその時代のブームに乗り、「〇〇に投資して長期で保有するだけでお金持ちになれる」と主張しますが、今、周りを見渡してもバイオ株ばかりに投資している人なんていないことを考えると、そろそろ察してもいい頃だと思います。

永遠に続くブームなどないことを考えれば、流行りの人気銘柄を長期で保有し続けるなんて誰にもできません。長期で保有し、配当再投資と積立投資を永続的にできる銘柄は、安定したキャッシュフローと配当が見込めることに加えて、誰からも注目されない地味で退屈な一部のディフェンシブ銘柄だけです。

グッドラック。

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