バフェット太郎です。

10月のダウ平均は前月比ー5.07%安、S&P500種指数はー6.94%安、ナスダック総合指数はー9.20%安と、これまで相場の牽引役となってきたハイテク株を中心に株価が暴落しました。

これが強気相場の終わりの始まりなのか、あるいは一時的な調整局面なのかは誰にもわかりませんが、投資家は過度に悲観的になる必要はありません。

【1946~2018年の平均リターン(月別)】
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過去を振り返ると秋は総じてパフォーマンスが悪く、1929年の世界恐慌も87年のブラック・マンデーも、そして08年の金融危機もいずれも9月から10月の秋にかけて株式市場が暴落したことから、多くの投資家が目の前の株価暴落に身構えました。

株価が秋に暴落しやすい主な要因としては、秋に新学期を迎える米国において、機関投資家が心機一転、投資戦略をガラッと変える傾向にあるとか、あるいは日照時間が短くなり夜の時間が長くなることで、人間の本能が警戒心を高めてリスク選好度を変えるなどが挙げられます。

しかし、投資家が秋の暴落に不安を感じるのは「利用可能性ヒューリスティック」に基づいているだけなので、過度に悲観的になる必要はないとも言えるのです。

「利用可能性ヒューリスティック」とは、物事の意思決定を下す際に、頭に浮かんできやすい事柄(たとえば暴落による損失)を優先して判断する傾向のことを言います。

たとえば先に例に挙げたように、歴史的な暴落が常に秋だったことから、多くの投資家は秋になると過去の記憶が蘇って不安を感じやすいです。その一方でダウ平均が16年11月に+5.41%高、15年10月に+8.47%高、11年10月に+9.54%高、10年9月に+7.72%高と大きくリターンを押し上げた秋を思い出す人はいません。

こうしたことから、秋の暴落に不安を感じて株式市場から撤退した投資家たちは後悔することになるかもしれません。また、過去を振り返れば、1945年から2018年までの11月の平均リターンは+1.92%、12月のそれは+2.03%と一年で最も高いリターンが期待できます。これは株式市場が秋の暴落から反発し、リターンを押し上げる傾向があるからです。

★★★

「株式投資は株を安値で買って高値で売るもの」としか考えられない投資家たちは、常に不安と葛藤し、売買を頻繁に繰り返すことで消耗したりしますが、株式投資を「企業のオーナーになるもの」と考えられる賢明な投資家たちは、一握りの優良株に長期投資することで、短期的な株価の変動に狼狽することなく、資本主義の恩恵を享受することができます。

どちらの投資スタイルを目指すのかは個人の自由ですが、前者で成功できるのは一握りの運の良い投資家か、あるいは天才投資家のどちらかであることを考えれば、多くの投資家が取るべきスタイルは後者であると言えます。

グッドラック。

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