バフェット太郎です。

時価総額世界最大のアップル(AAPL)が第4四半期決算を発表しました。内容はまちまちでした。

EPSは予想2.78ドルに対して、結果2.91ドルと予想を上回りました。

売上高は予想615億7000万ドルに対して、結果629億ドルと予想を上回りました。

第1四半期の売上高見通しは予想930億ドルに対して、ガイダンス890億~930億ドルと予想を下回りました。

iPhoneの販売台数は予想4750万台に対して、結果4689万台と予想を下回りました。

iPhoneの平均販売単価は予想729ドルに対して、結果793ドルと予想を上回りました。

iPadの販売台数は予想1053万台に対して、結果970万台と予想を下回りました。

Macの販売台数は予想487万台に対して、結果530万台と予想を上回りました。

ルカ・マエストリCFO(最高財務責任者)が「19年度からiPhone、iPad、Macの販売台数の公表を停止する」と発表したことで、投資家らは「アップルは低調な販売台数の開示を避けようとしている」とネガティブに受け止めました。

【アップル(AAPL)部門別売上高】
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売上高の約6割を占めているiPhoneは、販売台数が予想を下回ったものの、平均販売価格が予想を上回ったことで業績を押し上げました。

【地域別売上高構成比】
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【地域別売上高(前年同期比)】
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地域別売上高で最大のシェアを誇る米州の売上高は前年同期比+19%と好調だった一方、成長が期待されている中華圏の伸び率は+16%と地域別で最も低い伸び率でした。

【アップル(AAPL):日足】
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四半期業績は予想を上回ったものの、ガイダンスが予想を下回ったことに加えて今後の決算で端末の販売台数を開示しないとの方針を嫌気して、株価は時間外取引でー6.48%安の207.81ドルで取引されています。

さて、S&P500種指数は時価総額加重平均型株価指数と言って、時価総額の大きな銘柄の値動きに左右されやすいです。そのため、これまで時価総額が比較的大きいFANG株など大型ハイテク株の株高がS&P500種指数の牽引役となってきました。

しかし、これは別の言い方をすれば、大型ハイテク株の株安がS&P500種指数の足枷になることを意味するため、大型ハイテク株の見通しが悪化しつつある今、S&P500種指数の先行き見通しも暗いです。

ちなみに、アップルの株価は投資家らの高い期待を追い風に年初来+31.3%高と、S&P500種指数の+2.5%高を大きくアウトパフォームしてきました。また、直近の高値からおよそ20%暴落している時価総額世界第二位のアマゾン・ドットコム(AMZN)も依然として年初来+42.4%高、時価総額世界第三位のマイクロソフト(MSFT)も+23.8%高と市場平均を大幅にアウトパフォームしてきたことを考えれば、今後相場の足枷となる公算が大きいです。



おまいらは、何故FANGだけは上がり続けると思ったんだ?wwwww



グッドラック。

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