バフェット太郎です。

10月、これまで強気相場の牽引役となってきたハイテク株を中心に「売り」が膨らんだことで、強気相場の終焉が意識されました。また、投資家の中には株価の暴落に不安と恐怖を感じて狼狽売りに走った人も少なくないと思います。

しかし、冷静になって米国経済を見れば、ただちにリセッション(景気後退)入りする公算は低いので投資家は強気相場から降りるべきではありません。

【米ISM製造業景況指数】
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10月の米ISM製造業景況指数は予想59.0に対して、結果57.7と予想を下回ったものの、依然として高水準であることから、米国経済の底堅さが確認されました。

過去20年間のISM製造業景況指数を眺めると、50を下回ってからリセッション入りしていることがわかります。また、株価のピークアウトも50を下回ってからなので、現在57.7であることを考えると、強気相場が終焉すると考えるのは早計です。

ただし、ISM製造業景況指数を構成する項目を眺めると、徐々に低下していることから投資家は注意する必要があります。
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重要項目である「新規受注」は57.4と、前月の61.8、前々月の65.1から低下の一途をたどっています。また、「生産」も59.9と前月の63.9から低下し、「雇用」も56.8と前月の58.8から低下しています。

これは貿易摩擦の影響で「新規受注」の伸びが鈍化し、人手不足により「雇用」の伸びが鈍化したためです。また、貿易摩擦も人手不足も一時的な問題ではなく、中・長期的な問題であることから、指数は近い将来50を下回ることが懸念されています。

とはいえ、そもそも指数は50を超えていれば「先行き見通しは明るい」と解釈することができるので、投資家は過度に悲観的になる必要はありません。

【米ISM製造業景況指数とS&P500種指数】
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事実、過去を振り返ればISM製造業景況指数が低下していく中で株価が上昇していることが確認できます。しかし、50を下回った途端に株価が弱気相場入りしていることから、今後株高が加速したとしても、指数が50をターゲットに低下しているのなら、それは憂慮すべきことなので浮かれすぎないように。

グッドラック。

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