バフェット太郎です。

どのような投資戦略で挑むかを決める際、多くの投資家は長期的に市場をアウトパフォームした実績で知られる数々の戦略に従おうとするものです。

かくいうバフェット太郎も連続増配株に投資しているわけですが、これも過去の経験則に従えば、長期的に見れば市場平均をアウトパフォームする公算が大きいからです。

しかし、いかなる投資戦略も必ずしもそうはいかないのが現実です。たとえば、投資家がひとつの投資戦略を10年以上に渡って続けた場合、市場をアウトパフォームする確率が高まりますが、必ずしもアウトパフォームする保証があるわけではありません。

単に投資を始めるタイミングが悪かったという不運な理由で、運用成績が市場をアンダーパフォームする可能性は決して低くありません。

たとえば、ノーベル経済学賞を受賞したシカゴ大学のユージン・ファーマ教授とダートマス大学のケン・フレンチ教授が、ある投資戦略の向こう120カ月のリターンが、それまでの50年間から無造作に選んだ120カ月間のリターンと同じだと仮定したら、どうなるのかという実験をしました。

結果、調査した投資戦略が10年間にベンチマークを下回る確率はかなりあって、例えばバリュー株投資の場合、低PBR株を選好すると9%の確率で市場平均を10年間下回ることがわかりました。

また、小型株を選好した場合、24%の確率で市場平均を10年間下回り、さらに債券に投資した場合も、16%の確率で株式のパフォーマンスを10年間上回っていることがわかりました。

ちなみに、20年間であれば8%の確率まで下がります。つまり、長期であればあるほど過去の実績通りになることが期待できるわけです。(しかし、長期であっても0%にはなかなかなりません。)

こうしたことから、市場をアウトパフォームすることが期待できるいかなる投資戦略も、常に市場をアウトパフォームできるというわけではありませんし、投資を始めたタイミング次第では10年以上に渡って市場をアンダーパフォームすることがあり得るのです。

また、ある時点まで市場平均をアウトパフォームしていたとしても、そこから先の10年、20年という長期にわたって市場平均をアンダーパフォームする場合だってあります。

こうしたことから、投資家が特定の投資戦略で市場をアウトパフォームすることを目指した場合、少なくとも10年間は、たとえパフォーマンスが低迷しても「疑わしきは罰せず」という余裕を見せるべきだと言えます。

反対に、長期間パフォーマンスが思わしくない時に、それをやり過ごす忍耐力と自制心を持ち合わせていないなら、インデックスファンドに徹した方が良さそうです。言うまでもなくインデックスファンドを下回らないことが保証されているのだから。

グッドラック。

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