バフェット太郎です。

株式は保有しているだけで利息を生むから、強気相場において最強のカードになり得ます。一方で「現金」や「金(ゴールド)」といった安全資産は利息を生まないため保有していても意味がありません。

従って、強気相場では手札の中にどれだけ「株式」を保有しているかがゲームの勝敗を決め手になるので、誰もが将来に楽観的で強気の見方をしている時、多くの投資家たちはリスクに鈍感になり、むしろ積極的にリスクを取りに行こうとします。

しかし、弱気相場になるとこの関係はコロッと逆転してしまいます。つまり、弱気相場では最強のカードが「現金」や「金」といった安全資産であり、持っているだけで価値が目減りする「株式」は最弱のカードにいなります。この時、投資家たちは「もう利息なんて望まない!価値が値下がりしない資産をくれ!」とリスクの低い安全資産、すなわち現金や金に群がります。

このように、多くの投資家たちは景気サイクルが起こるたびに狼狽し、株式を買ったり売ったりします。特に株式にフルインベストメントしてしまったクソダサい投資家ほど、暴落時にパニックに陥りやすく狼狽売りに走るものです。

そもそも、投資のプロであるファンドマネジャーたちが運用資金のほとんど全てを使って、常にフルインベストメントの状態で運用しているのは、現金が利益を生み出さないからです。仮に強気相場で現金を多く保有していると、それだけで市場平均から遅れを取ってしまうだけでなく、ライバルファンドとの差も開いてしまいます。

そのため、彼らはフルインベストメント以外の選択肢がもともとないのです。

一方で個人投資家たちは誰かと投資パフォーマンスを競っているわけではいので、わざわざ狼狽売りしてしまうリスクを高めるようなポートフォリオをデザインする必要はないのです。従って、個人投資家たちは現金や金といった安全資産を一定比率持っておいた方が賢明です。

これは生活防衛資金とは区別して考えたいのですが、現金比率の目安としては、金融資産全体の10~30%くらいを用意しておきたいです。ちなみに、この現金比率の中に「金」も含めます。たとえば、生活防衛資金を除いた金融資産を100とした場合、そのうち70~90%を株式や債券などで保有し、残りの20~25%を現金、そして5~10%を金といった感じで保有します。
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このような全天候型ポートフォリオを構築することで、特定の景気局面で狼狽売りするなんてことも少なくなると思います。

仮に金を含めた現金比率が40%以上と多すぎれば、強気相場の恩恵を十分に享受することができず機会損失となってしまいかねませんが、反対に0~5%だと十分に弱気相場で十分に買い増すことができないだけでなく、狼狽売りのリスクが高まりかねません。

最近投資を始めたばかりのような人たちは、「景気のタイミングを見計らって、ポートフォリオをダイナミックに動かせばいい」と安易に考える人がいるかもしれませんが、15年末の「利上げ」による暴落でダイナミックに株式を手放したあなたたちの先輩は、強気相場の恩恵を十分に享受できず後悔する羽目になりました。

また、先月の暴落局面では「どうして暴落しているのかわからない」という中で株はズンズン値下がりし、狼狽売りする投資家たちが散見されました。

このように、株式市場は「今から弱気相場が始まるよ!」とは教えてはくれないので、タイミングを計ることは困難です。結局、個人投資家ができることと言えば、適切なアセットアロケーションをデザインし、それを継続して守り続けることだけです。

グッドラック。

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