バフェット太郎です。

過去を振り返れば、原油価格の暴落はリセッションの兆候を示すシグナルであることから、投資家は原油価格の行方に注意を払う必要があります。

【原油先物価格:週足】
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原油先物価格は直近の高値76.90ドルからー29%安の54.63ドルと弱気相場入りしています。足元では200週移動平均線をサポートラインに反発していますが、この先、原油価格は回復するのか、あるいは低迷し続けるのか投資家の懸念材料になっています。

【原油先物価格と政策金利】
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過去を振り返ると、00年、07年の景気後退期の直前に、原油価格は景気に先行するように暴落していました。その後、FRBによる利上げの打ち止めが決まるとリセッション入りしました。

そのため、今回の原油安が一時的な調整に留まるのか、あるいは景気に先行するかたちで暴落しているのか、ということを投資家は注視しているわけです。

さて、原油価格を巡る需給の問題ですが、ベーカー・ヒューズが公表した国内石油掘削リグ稼働数は前週比ー3基の885基と、三週間ぶりに減少に転じたものの、依然として高水準で稼働していることが明かになりました。

【リグ稼働数と原油先物価格】
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石油探査・生産会社の18年の設備投資額は900億ドルと、前年の722億ドルから25%増加する見通しです。今後もリグ稼働数が増加する中で、OPECなどの産油国が減産に踏み切らなければ、原油価格がガラガラと音を立てて崩れる可能性が高いです。

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EIA(米エネルギー省エネルギー情報局)が発表した週間石油在庫統計によると、原油在庫は予想+250万バレルに対して、結果+485万バレルと予想を大きく上回りました。

過去10週を振り返ると予想を下回ったのは10月31日の週の一回だけで、残りの9回は予想を上回っています。最近の原油安は単純に原油在庫が増えているだけでなく、予想との乖離がひどいことも原油価格の重しになっています。

昨日、原油先物価格は前日比+2.25%高と反発して取引を終えましたが、これは12月6日に予定されているOPCE(石油輸出国機構)の総会で減産が検討されることへの期待感が高まっているためです。とはいえ、イランなどの一部の加盟国が反対するとみられていることから、仮に減産期待が高まらなければ、失望売りがさらに加速してしまいかねません。

冒頭に書いた通り、原油安の暴落はリセッションの兆候を示すものです。その他の米経済指標が相次いで悪化していることも加味すれば、米国株は強気相場の最終局面を迎えていると言えそうです。

グッドラック。

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