バフェット太郎です。

これまで売りに売られ続けてきたコングロマリット大手のゼネラル・エレクトリック(GE)株が、前日比+7.30%高の7.20ドルと大きく上昇して取引を終えました。

上昇した主な要因は、JPモルガン・チェースのアナリスト、スティーブン・トゥサ氏が「底打ちは近い」とし、投資判断を「アンダーウェイト」から「ニュートラル」に引き上げたこと、そしてGEがGEデジタルのスピンオフを発表したことが好感されたためです。

ただし、トゥサ氏はGEは巨額の負債を相殺するためには250億ドルもの増資をしなければならないとも予想しており、増資の発表で株価は一時的に売られる可能性があります。

【ゼネラル・エレクトリック:GE】
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GEの株価はわずか半年で-47%安とほぼ半値に、一年間で-59%安、二年間で-76%安と大暴落しています。この間、多くの投資家らが「底打ちした」と考えて積極的に買い向かったものの、底はどんどん抜けていき、結局、買い豚たちはこんがり焼けてしまいました。

さて、GEの株価は二年で四分の三以上も値下がりしたことで、株主たちは失意のどん底にいるわけですが、賢明な投資家らは予めこうしたクソ株に投資しないようにしなければなりません。

たとえば、バフェット太郎は「毎月最後の金曜日に組入れ比率最低銘柄を5000ドル買い増す」というのをルールにしているので、仮にGEを保有していたら、30ドルから6ドルまで暴落する中で、ひたすらナンピン買いをしなければなりません。そして、GEが経営破綻となれば、それまでナンピン買いした投資資金もすべて溶けてしまうという地獄のようなことが起きてしまうわけです。

そのため、経営破綻しにくい銘柄に投資する必要があります。たとえば、過去を振り返ると大型優良株が暴落してその後経営破綻するようなケースは、資本財株や金融株に多いので、バイ&ホールドを投資戦略とするならそうしたセクターを避ける必要があります。バフェット太郎が資本財株と金融株に投資していないのはそれが理由です。

そして、暴落しても売る必要のない銘柄であり、暴落するからこそ投資妙味が湧く銘柄に投資する必要があります。たとえば、永続的に安定したキャッシュフローが期待できる生活必需品株などがそれで、値下がりすればするほど配当利回りが高くなるので、高配当株としての魅力が増します。

どんな優良株でも減配する可能性はありますが、上記のことに気をつければ実質無配に転落するようなクソ株に投資する可能性はグッと低くなりますよ。

グッドラック。

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