バフェット太郎です。

2日、米石油最大手エクソン・モービル(XOM)が第4四半期決算を発表しました。数字は予想を上回りましたが、内容は悪かったです。

EPSは予想0.63ドルに対し、結果0.67ドル。
売上高は予想513億6000万ドルに対し、結果598億10000万ドル。

EPS、売上高ともに予想を上回りました。

上流部門(探鉱・生産部門)の利益は8億5700万ドル(前期比-84.33%減)と大きく落ち込みました。これは主に原油安による影響が大きかったです。

一方で下流部門(精製・販売部門)の利益は13億5000万ドル(前期比2.7倍)と大幅に伸びました。これは主に原油安が追い風になりました。(ちなみに、バフェットが保有しているフィリップス66(PSX)は石油セクターでも中流・下流部門専門の企業で、2012年にコノコフィリップスからスピンオフしました。)

XOMは積極的に自社株買いをする企業として有名で、第4四半期には自社株を5億ドル相当購入、また、四半期ごとに30億ドルの自社株買いを予定していました。しかし、今回の決算発表では一転、自社株買いの規模を一段と縮小する考えを示しました。また、設備投資は前年比19%減に落ち込み、今期はさらに25%減少させる見通しです。
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投資家は今回のガイダンスに失望し、株価は-2.2%下落しました。

チャートはXOMの長期45年チャートです。
XOM45y
1974年から2016年までの42年間において、トレンドラインを下回ったのは1982年と2015年のわずか2回しかありません。加えて、50ptを下回ったのは6回です。

ぼくは6回目となる今回も底打ちしたと考えています。
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