バフェット太郎です。

3日のNYダウ株式市場は前日比+183.12ドル(+1.13%)高の1万6336.66ドルと反発して取引を終えました。上昇した主な要因は、原油価格が一時前日比+8%高の33.47ドルと急上昇したためです。原油が買われた主な要因は、割安感とドル安、そしてロシアがOPECとの協調減産に前向きな姿勢を示したことによるものです。

ドル円は1ドル118円台を割り込み117円台で取引されています。また、ロシアが協調減産に前向きな姿勢を示しているとの報道が出ていますが、ぼくは原油相場に対して口先介入しているだけだと考えています。また、米国の景気動向を示す先行指標として米ISM非製造業景況指数が発表されました。

米ISM非製造業景況指数は市場予想55.1ptに対し、結果53.5ptと予想を下回りました。

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この数値は2014年2月以来の低水準です。これらの指数は50ptを目安に上回っていれば景気拡大、下回っていれば悪化と判断します。つまり、今回の数値は予想を下回ったものの順調に景気は拡大していることを表しています。ただし、ISM非製造業指数は1990年にできた割と新しい指標であるため、50という数字はまだ基準として妥当ではないとも言われています。この場合、上昇トレンドか下降トレンドかを見るのではなく、コンスタントに50を上回っているかに注目します。同指数は2010年以降コンスタントに50ptを上回っているため、米景気は順調に拡大していると考えて良いと思います。

これらの発表を受けてマーケットはまちまちでした。

エクソン・モービル(XOM)は前日比+5.22%高、シェブロン(CVX)同+4.16%高、コノコフィリップス(COP)同+5.58%高と石油セクターがマーケットを牽引しました。一方でフェイスブック(FB)は同-1.68%安、アマゾン(AMZN)同-3.81%安、ネットフリックス(NFLX)同-0.82%、アルファベット(GOOGL)同-4.04%と「FANG」銘柄は冴えませんでした。昨年の勢いは見る影もありません。
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