バフェット太郎です。

20日のNYダウ株式市場は前日比-464.06ドル(-1.99%)安の2万2859.60ドル、S&P500種指数は同-39.54ポイント(-1.58%)安の2467.42ポイント、ナスダック総合指数は同108.42ポイント(-1.63%)安の6528.41ポイントと三指数揃って急落しました。

急落した主な要因は、米政府機関閉鎖リスクが高まっていることに加えて、昨日に引き続きFRBによる「利上げの継続」が示されたことが嫌気されたためです。

トランプ大統領はつなぎ予算案を巡って、メキシコとの国境の壁建設費用が十分含まれていないとして、上院で可決したつなぎ予算案に署名しない方針を示しました。予算案は21日深夜に期限を迎えるため、政府機関が一部閉鎖することが予想されます。

【ダウ平均:週足】
1
ダウ平均は2月の下値がサポートラインとなっていましたが、それを割り込んだことでターゲットは2万0670.75ドルと、直近の高値から-23%下落することが予想されます。

【ナスダック総合指数:週足】
3
ナスダック総合指数はダウ平均に先駆けて弱気相場入りしています。ターゲットは5936.36ポイントで、直近の高値から-30.7%下落することが予想されます。

【ラッセル2000指数:週足】
4
米国の小型株指数であるラッセル2000指数も直近の高値からすでに-23.9%安と弱気相場入りしていることに加えて、200週移動平均線も割り込んでいます。

【Direxionデイリー・S&P500ブル3倍・ETF(SPXL):週足】
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S&P500種指数の値動きの3倍になるように運用されているSPXLは直近の高値から-42.9%安と大暴落しています。仮にS&P500種指数が200週移動平均線まで下落すれば、直近の高値から-20.2%安を意味するので、SPXLはおよそ60%の下げを記録することになります。

クソダサい投資家ほど強気相場で「リスクを取らないことがリスク」と考え、積極的にリスクを取りリターンの最大化を目指すようになります。たとえば小型グロース株やレバレッジ型ETFへの長期投資戦略などがその典型例でしょう。


しかし、このようなリスクの高い取引は大抵の場合、自身のリスク許容度を簡単に超えてしてしまうので狼狽売りに走るのがオチです。本来、小型グロース株やレバレッジ型ETFへの投資はタイミングを重視するので、長期保有には適さないのです。

とはいえ、金融危機以降の強気相場があまりにも長く続いたことが、彼らの気持ちが大きくさせすぎてしまったのかもしれません。いずれにせよ、米国株がガラガラと音を立てて崩れ落ちようとしている今、クソダサい投資家たちはその大きすぎる代償を払う時が来たようです。

グッドラック。

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