バフェット太郎です。

バフェット太郎の投資戦略は連続増配高配当株に投資し、配当を再投資し続けるというものなのですが、これよりもずっと良い方法のひとつに「バイバック株への長期投資」が挙げられます。

バイバック株とは、株主還元のひとつである「自社株買い」を積極的に実施する銘柄のことを指します。企業は市場に出回っている自社の株を買い取ることで、既存の株主が保有する一株当たりの価値を高めて上げられるわけです。そして自社株買いは配当に比べて税制上有事であることから、高配当株よりもバイバック株の方がリターンが高くなる傾向があります。

たとえば、バフェット太郎が保有する銘柄はどれも配当が期待できるわけですが、配当は現地課税10%と国内課税20%が課税されるため、配当はおよそ7割程度しか受け取れないのです。(※厳密に言えば、配当が100ドルの場合、現地課税10%を差し引いた90ドルに対して国内課税20%が適用されるので、72ドル受け取ることができます。また、現地課税分はあなたの所得に応じて最大10%分戻ってくるので、国内課税分だけで済む場合もあります。)

一方でバイバック株は配当を出さないので、投資家は無駄な税金を払う必要がなく、自社の株の価値を高めてリターンの最大化に努めることができるわけです。

なるほど、確かにバイバック株への投資は税制上有利であることから高いリターンが期待できますし、実際、配当再投資戦略よりも高いリターンを上げてきた実績があります。

とはいえ、予め永遠に自社株買いを続けてくれる銘柄を知ることができなければ、それに投資することができません。仮に永続的に自社株買いを続けてくれる銘柄に投資できたとしても、あなたがそれを保有し続けられる保障はありません。なぜなら、バイバック株のボラティリティは非常に高いからです。

【ボーイング(BA):1980ー2018】
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代表的なバイバック株のひとつに航空機世界最大手のボーイング(BA)が挙げられます。ボーイングの長期チャートを眺めると、長期投資家に莫大なリターンを提供したことがわかりますが、その間幾度も大暴落があったことを考えると、ボーイング株を保有し続けることは非常に難しいことがわかります。

【アメリカン・エキスプレス(AXP):1980ー2018】
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次に代表的なバイバック株としてクレジットカード最大手のアメリカン・エキスプレス(AXP)が挙げられます。同社の株価も過去38年間で最大100倍近く上昇したわけですが、その間、40%以上の大暴落が8回、つまり5年に一度のペースで訪れたというわけです。ちなみに、20%以上の暴落を加えれば、その頻度はさらに多くなります。

こうしたことから、バイバック株に投資するなら、暴落に耐え得るだけのリスク許容度を備えておかなければなりません。経験の浅い未熟な投資家ほど、自身のリスク許容度を過信して、ボラティリティの高いバイバック株に集中投資するものですが、自身のリスク許容度は自分が思っているほど大きくないことから、あっという間にリスク許容度を超えて狼狽売りしてしまうだけです。

そのため、バイバック株へ投資した場合のポートフォリオは安全資産に振り分ける金額も比較的大きくなりやすいことを考えると、資産全体のリターンはそれほど大きくなりません。

また、ボーイングとアメリカン・エキスプレスは、いずれも自社株買いを続けてこられた一握りの勝ち組銘柄であり、多くの企業は途中で自社株買いをストップしまうことを忘れてはいけません。

だからと言って、バイバック株への投資を否定しているわけではありませんよ。なぜなら、あなたのリスク許容度は他人と比べて異常に高いかもしれませんし、あなただけは永続的に自社株買いを続けられる企業を予め知っているのかもしれないのだから。

グッドラック。

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