バフェット太郎です。

24日、クリスマスイブのNYダウ株式市場は前日比ー653.17ドル(-2.9%)安の2万1792.20ドル、S&P500種指数は-65.52ポイント(-2.71%)安の2351.10ポイント、ナスダック総合指数は-140.07ポイント(-2.21%)安の6192.92ポイントと三指数揃って急落しました。

急落した主な要因は、ムニューシン財務長官が「プランジ・プロテクション・チーム(株式市場の急落を阻止するチーム)」の電話会合を招集したことが、投資家心理の不安を増長させたためです。また、FRB(米連邦準備制度理事会)の利上げに憤慨しているトランプ大統領が、パウエルFRB議長の解任を検討しているとの報道、そして米政府機関の一部閉鎖なども相場の重しとなりました。

この日、バフェット太郎10種構成銘柄も軒並み値を下げており、コカ・コーラ(KO)は-3.38%安、プロクター&ギャンブル(PG)-3.97%安、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)-4.10%安、ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)-3.40%安、IBM-3.04%安、エクソン・モービル(XOM)-3.83%安と市場平均以上に急落しました。

ディフェンシブ株はこれまで比較的堅調に推移していただけに、今回はその反動が出だようです。

【S&P500種指数:週足】
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また、S&P500種指数は9月20日の終値最高値から-19.8%安で引け、弱気相場入りの節目とされる20%に接近しました。また、2011年10月以来、およそ7年ぶりに200週移動平均線を割り込もうとしています。

さて、ダウ平均は10月の高値2万6828ドルからおよそ5000ドルも値下がりしている中、多くの個人投資家たちは含み損を抱えていると思います。ただし、投資家はこうした下落相場で配当を再投資したり、積立投資することで将来のリターンを最大化できることを考えれば、今はむしろチャンスであると言えそうです。

そもそも今回の下げは、政治不安の高まりによるものであり、企業の内在価値が傷ついたわけでも、事業モデルが陳腐化したわけでもないので投資家は過度に心配する必要はありません。

たとえば、バフェット太郎が保有しているコカ・コーラやプロクター&ギャンブルは相変わらずソフトドリンクや洗剤を製造し、それが世界中で飛ぶように売れ続けています。株価が暴落したからと言って、誰もコカ・コーラを飲むのを控えたり、洗剤の量をいつもより減らしたりしないからです。

つまり、企業の利益は年々積み上がり、内在価値はそれに伴い上昇しているわけです。

【企業の内在価値と株価】
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グラフは企業の内在価値と株価を表しています。

企業の内在価値は年々上昇しますが、株価はランダムに動くため、内在価値が上昇しているからと言って、必ずしも株価も上昇するわけではありません。たとえば、グラフのように、6年目の内在価値は0年目と比べて増加しているのにも関わらず、株価は下落しているなんてことは普通にあるわけです。

しかし、長期的に見れば企業の内在価値は年々上昇し、緑のレンジもそれに伴い上昇するので、株価が0年目の水準に戻るなんてことはなくなっていきます。

また、株価が下落すれば配当利回りも上昇するので、配当再投資による長期的なリターンの最大化が見込めます。

こうしたことから、投資家は今回の下落相場を過度に悲観的に見る必要はありません。最近株式投資を始めたばかりの人は、含み損を抱えて不安かもしれませんが、長期投資において含み損を抱えることは自然なことですし、(何度も言いますが)下落相場は配当再投資による資産最大化のチャンスです。

グッドラック。

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