バフェット太郎です。

米国株式市場が暴落する中、あなたは含み損を抱えているかもしれない。そこで、注意しなければならないことは投資に対して「投げやりにならない」ことです。

たとえば、個人投資家に人気のジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)やアルトリア・グループ(MO)、フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)、IBM、エクソン・モービル(XOM)などの連続増配高配当株は今年、どれも軒並み暴落しました。

そもそも株価とは、一度暴落すると下落率以上の上昇率を必要とするものです。たとえば、株価が10%調整すれば元の水準に戻るのに+11%、20%の暴落なら+25%、30%の大暴落なら+43%の上昇率が必要となります。

そのため、あなたは損を取り戻るために、手元にあるわずかな投資資金で、値上がり益が期待できる将来有望のイケてるグロース株や新興国株など、比較的リスクの高い資産に投資しようと考えているかもしれません。

しかし、そうした投資判断はあまり賢明とはいえません。
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たとえば、カジノでこれまで順調に勝っていたのに、負けが込み始めると次第にどうでもよくなって投げやりな勝負をして大損するプレイヤーがいます。

カーネギー・メロン大学のアレックス・イマス准教授によれば、人は含み損を抱えると、より大きなリスクを取る傾向があるとのこと。そして実際に損失が確定すると、その後はリスクを取らなくなる傾向があるそうです。

含み損を抱えている状態というのは、誰にとっても不快なものです。そのため、経験の浅い未熟な投資家ほど「英断」を大義名分にして投機に走るものです。彼らは先の見えない不安から逃れるために、リスクの高い投機をすることで一発逆転を狙うようになるのです。

しかし、追い詰められた投資家の英断は、状況をさらに悪化させることの方が多いです。

そのため、極端な投資判断をするのではなく、これまで通り、愚直に配当を再投資し続け、状況が好転するまでジッと忍耐強く待ち続けなければなりません。

そして経験則で言えば、誰もが先行き見通しに悲観的で投資をしたくない状況というのは、むしろ絶好の投資機会であり、投資家にとって資産を最大化させるためにとても大切な時期だと言えます。

グッドラック。

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