バフェット太郎です。

バフェット太郎は日々、経済指標を眺めながら時代の趨勢を予想するものの、その予想に基づいて株を売買したりすることはありません。なぜなら大きなトレンドを見極めることは可能でも、タイミングを正確に計ることは困難だからです。

たとえば、バフェット太郎は数カ月以内に米経済がリセッション入りする可能性は低いと考えています。これは、政府機関の一部閉鎖や貿易摩擦悪化への懸念を背景に経済指標が鈍化しているものの、経済指標が未だ過去、リセッションを示唆する水準まで低迷していないからです。

【ISM非製造業購買担当者指数】
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米経済活動の7割を占めるとされるサービス業の景気指標、ISM非製造業購買者指数は依然として50を上回り、米経済が依然として景気拡大期にあることを示唆しています。これが50を下回るとリセッション入りする可能性が極めて高くなります。

【失業率】
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失業率は3.9%と史上最低水準であることがわかります。過去を振り返ると、失業率が上昇に転じてから一年程度でリセッション入りしていたことを考えれば、前月の3.7%から0.2%ポイント上昇に転じているということは、このまま失業率が上昇すれば、近い将来のリセッションを示唆していると言えます。別の言い方をすれば、失業率が再び低下するようなら、リセッションは遠のくというわけです。

【S&P500種指数と政策金利】
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また、株価と政策金利の推移を振り返ると、FRBが利下げに転じてから株価が暴落していることがわかります。現在、FRBは利上げの中断を決めることを調整している段階であり、利下げに向けた議論が始まっていないことから、リセッションを意識するのは時期尚早と言えます。

このように、経済指標は未だリセッションを示唆しておらず、バフェット太郎はリセッション入りはなお遠いと考えています。

とはいえ、2015年末頃を振り返ってほしいのですが、当時のISM非製造業景況指数は今よりもずっと低い水準で、失業率も07年と90年の景気後退と同程度の水準まで低下していました。

つまり、政策金利を覗けば、経済指標に基づいてリセッションを予想し、株を投げ売りしていてもおかしくなかったわけです。事実、景気後退を懸念して2016年以降の強気相場の波に乗れなかった個人投資家たちは少なくありません。ノーベル経済学賞を受賞したポール・サミュエルソン氏の言葉を借りれば、「市場は5回のリセッションを9回予想した」とのことですから、我々の予測がいかに外れるかがわかると思います。

しかし、過去を振り返り今を見ることで、米景気がどの程度の水準にあるかを日々確認することは、突然の暴落に狼狽しないためにも、投資家にとって必要な作業です。

一方で、未来を占い、ダイナミックに運用しようとすれば、2016年以降の強気相場の波に乗れなかった個人投資家たちのような機会損失をしかねません。そのため、投資家は予想に基づいて頻繁に売買を繰り返すより、ポートフォリオの状況に応じて機械的にリバランスを実施する程度に留めた方が賢明です。

グッドラック。

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