バフェット太郎です。

東証マザーズで時価総額最大の創薬ベンチャー企業、サンバイオ(4592)に「売り」が殺到し、前日比-25.62%と大暴落しました。暴落した主な要因は、慢性期脳梗塞向けの再生細胞医薬品の臨床試験の不調が失望を招いたためです。
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サンバイオは三期連続で赤字を垂れ流す企業であるものの、新薬への期待感から大きな値上がり益が見込めるとして、個人の投資マネーが大量に流入してバブルの様相を呈していました。

しかし、一転して期待が失望に変われば、投資マネーは逆流するだけです。特に個人投資家のなかには信用取引でサンバイオ株を購入していた投資家もおり、株価暴落による追証を避けるための「売り」が殺到したことも株価を押し下げました。

ツイッターのタイムラインを眺めると、「うわぁ…」とつい声が漏れてしまうようなツイートも流れてきました。
わずか一週間前まで、サンバイオ株を買い増すために株価下落を望んでいたウキウキわくわくの陽気な投資家が
買い増しすると…
地獄の扉、開門!!
うわぁ…
オエッ…
キリキリ…
キュ~…

そもそも株式投資は、堅実に運用すれば資産形成になり得る一方、一歩間違えれば人生を賭けた大博打も打てるので、ソッコーでお金持ちになりたい個人投資家ほど、リスクを無視した大胆な投資を繰り返すものです。

たとえば、堅実な運用を例に挙げれば、ポートフォリオの80%をS&P500ETF、残りの20%を米短期債に投資し、一年に一度のペースで定期的にリバランス(配分調整)を実施し、長期的に運用するというものです。

こうすることで、年平均リターンはインフレ調整済みで6%程度が期待できるので、ソッコーでお金持ちにはなれないものの、長期的に見れば着実に資産を増やし続けることができます。

しかし、多くの個人投資家は年寄りになってからお金持ちになっても意味がないと考え、ソッコーでお金持ちになろうと考えます。結果、自分のリスク許容度を完全に無視したリスクの高い運用をするようになり、平気で人生を賭けた大博打を打つのです。

もちろん、ギャンブルは負ける人がいる一方で勝つ人もいるので、あなたが一握りの勝者であればなんの 問題もないわけですが。

グッドラック。

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