バフェット太郎です。

2015年末~19年1月末までの「バフェット太郎10種」と「S&P500ETF(IVV)」のトータルリターンは以下の通りでした。

【バフェット太郎10種とS&P500ETF(IVV)のトータルリターン】
1
バフェット太郎10種:+32.36%
S&P500ETF(IVV):+40.69%

S&P500ETF(IVV)のトータルリターンが+40.69%だったのに対して、バフェット太郎10種のそれは+32.36%と、市場平均を8.33%ポイント下回りました。

【1月の騰落率】
2
1月の騰落率はS&P500種指数が+7.9%だったのに対して、バフェット太郎10種は+5.2%に留まりました。IBMやフィリップ・モリス・インターナショナル(PM)が牽引役となったものの、アルトリア・グループやベライゾン・コミュニケーションズ、マクドナルドが足を引っ張りました。

アルトリア株を巡っては、FDA(米食品医薬品局)が電子たばこへの規制を表明すると、モルガン・スタンレーがアルトリアの目標株価を54ドルから45ドルに引き下げたことで株価が急落しました。

また、ベライゾンとマクドナルドは予想を下回る決算が嫌気されて株価が低迷しました。両社とも売上高が予想に届きませんでした。

さて、「バフェット太郎10種」は連続増配高配当株10銘柄に分散投資して、配当を再投資し続けることで市場平均をアウトパフォームすることを目指しているわけですが、指数には依然として8.33%ポイントの開きがあります。とはいえ、短期的なパフォーマンスを競っているわけではないこと、そして強気相場が最終局面を迎えつつあることから、特に焦りはありません。

そもそも、バフェット太郎が個別銘柄に投資している理由は、時間をかけて割安な不人気銘柄を買い増し続けるためです。たとえば、バフェット太郎の運用ルールは「組入れ比率最低銘柄を買い増す」というものなので、直近で売られすぎている不人気銘柄を集中的に買い増すことができます。

一方で、S&P500種指数は時価総額加重平均型指数といって、時価総額の大きな銘柄ほど指数を占める割合が大きいので、人気で割高な銘柄を多く買い増すことになるデメリットがあります。具体的な銘柄を挙げれば、アマゾン・ドットコム(AMZN)をはじめとしたFAAMG株などです。

そのため、バフェット太郎10種は短期的なパフォーマンスは期待できませんが、長期的に見れば配当再投資戦略が資産の加速度装置として働くため、将来のパフォーマンスに期待が持てるというわけです。

また、強気相場が最終局目を迎えつつあることもバフェット太郎10種にとって強気の材料となります。
3
(出所:Indexology

チャートはS&P500種指数と配当貴族指数(連続増配株指数)のトータルリターンの推移を眺めると、下落相場の度にパフォーマンスの差が拡大することがわかります。これは、S&P500種指数への投資は強気相場で割高な人気銘柄を買い増し続ける羽目になる一方、連続増配株への投資は値上がり益の見込めない不人気銘柄を買い増し続けることになるからです。

そのため、強気相場が最終局面を迎えつつあり、2020年頃にも弱気相場入りすることを考えれば、短期的なパフォーマンスを気にする必要はなく、愚直に配当を不人気銘柄に再投資し続ければいいのです。

グッドラック。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
大変励みになります。今日も応援のポチお願いします 
SPONSORED LINK