バフェット太郎です。

米小売り最大手のウォルマート(WMT)が第4四半期決算を発表しました。内容は良かったです。

EPSは予想1.33ドルに対して、結果1.41ドルと予想を上回りました。

売上高は予想1386億5000万ドルに対して、結果1387億9000万ドルと予想を上回りました。

米国の既存店売上高は予想+3.3%に対して、結果+4.2%と予想を上回り、18四半期連続で前年を上回りました。既存店客数は+0.9%、客単価は+3.3%と好調でした。

ネット通販事業の売上高は前年同期比+43%と、目標としている+40%を維持しました。生鮮食品のピックアップ・デリバリー・サービスの拡充や商品の品揃えが充実したほか、若者に人気のあるアパレルブランドの買収もサイトへの集客に繋がりました。

20年1月期通期の売上高見通しは予想5290億ドル(+2.8%)に対して、新ガイダンス5273~5298億ドル(+2.5~+3.0%増)が提示されました。これはネット通販事業の売上高が前年比+35%で成長することが見込まれています。

【ウォルマート(WMT):日足】
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四半期決算を好感して株価は前日比+3.51%高と急騰し、前回の高値105.63ドルを試す展開となっています。

【ウォルマート(WMT):週足】
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過去5年間の週足チャートを眺めると、株価は15年秋に底を打って以降、上昇トレンドが続いていることが確認できます。また、昨年は105~107ドルをレジスタンス(上値抵抗線)とした一方、下値を切り上げるなど強気の三角保ち合いを形成していることがわかります。

通常、「強気の三角保ち合い」は上値が抑えらる中で下値を切り上げていき、最終的に上に大きくブレイクアウトすることが期待されているので、チャートの赤い矢印のように上に放たれることが期待されます。

【ウォルマートのキャッシュフロー推移】
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ウォルマート株は米国株クラスタから大変嫌われている不人気銘柄のひとつとして知られています。これは、アマゾン・ドットコム(AMZN)などのネット通販が躍進する中で、実店舗中心のウォルマートは明らかにオワコンで、利益見通しも悪化していたからです。

事実、バフェット太郎はこのブログを通じて何度も読者から「ウォルマートに投資している時点でクソダサい」と言われ続けてきました。

しかし、バフェット太郎はウォルマートが本業の儲けを表す営業キャッシュフローがピカピカの黒字である一方、設備投資もほとんど必要としないことから、莫大なフリーキャッシュフローを稼いでいることを知っていました。

また、その稼いだキャッシュを内部留保として貯め込まず、自社株買いや配当を通じて積極的に株主に還元していたので、ウォルマート株を長期で保有し、配当を再投資し続けるだけでキャピタルゲイン(値上がり益)とインカムゲイン(配当収入)の両方が狙えることは明らかだったのです。

結果、過去三年間のウォルマートの株価上昇率は+51.9%と、S&P500種指数の+22.2%を大きくアウトパフォームしています。

このように、投資家は安定したキャッシュフローが期待できる不人気優良株に投資して、機械的に配当を再投資し続けることができれば、資産を大きく増やすことができるはずです。

グッドラック。

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