バフェット太郎です。

人生100年時代と言われる中、将来の定年年齢が70~75歳に引き上げられることが予想されていることを考えれば、誰もが二度や三度の転職を経験することになりそうです。

これは、企業の平均寿命が23.5年である一方、働く期間がおよそ50年もあることを考えれば当然です。つまり、今の生活が永遠に保障されているわけではないため、多くの人は将来に漠然とした不安を抱えて生きています。

こうした不安から逃れる方法は「稼ぐ力」を身に付けるだけでなく、「金融資産」や「社会資本」を最大化することも大切です。

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査『二人以上の世帯調査』」(2018)の「老後の生活についての考え方」によれば、貯蓄額が多ければ多いほど将来の漠然とした不安が解消されるとのこと。
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グラフは貯蓄額別で老後の生活を「それほど心配していない」と答えた人と「非常に心配している」と答えた人の割合を表しています。

たとえば、貯蓄額が100万円未満の二人以上の世帯では、9.4%の世帯が「それほど心配していない」と答えた一方、「非常に心配している」と答えた人は56.3%もいました。

しかし、貯蓄額が3000万円以上の二人以上の世帯では、46.3%の世帯が「それほど心配していない」と答えた一方、「非常に心配している」と答えた人は15.6%でした。つまり、貯蓄額が多ければ多いほど将来の漠然とした不安から逃れることができるというわけです。

とはいえ、貯蓄額が100万円未満の二人以上の世帯では、9.4%の世帯が「それほど心配していない」と答えた一方で、貯蓄額が3000万円以上あってもおよそ半数以上の人たちが「非常に心配している」と答えたことを考えると、貯蓄額を最大化しても漠然とした不安が完全に解消されることはなさそうです。

しかし、「心のよりどころ」を見つければ、不安はさらに和らぐかもしれません。

たとえば、「一人暮らし世帯」と「二人以上世帯」の心配度合いを比べてみると、本来、一人で使った方がゆとりある暮らしができるので、「一人暮らし世帯」の方が不安度合いが低い一方、「二人以上世帯」の方が不安度合いが高くなることが予想されます。

しかし、実際は貯蓄額が同じでも「二人以上世帯」の方が「一人暮らし世帯」よりも不安度合いが低いです。
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お金があればあるほど不安度合いが低くなる傾向にあるのは変わりありませんが、二人以上世帯であればさらに不安度合いが低くなります。

これは、二人以上世帯であれば、何かあった際にパートナーに助けてもらうことができるからです。また、パートナーに限らず、家族や友人、地域住民と良好な関係を築くことなど「心のよりどころ」をつくる必要があります。

そのため、資産を最大化するだけでなく、他者とのコミュニケーションを大切にすることも忘れてはいけません。

グッドラック。

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