バフェット太郎です。

投資家らが「年内の利上げはない」と見る中、FRB(米連邦準備制度理事会)が1月のFOMC(米連邦公開市場委員会)の議事要旨を公表しました。

議事要旨によれば、追加利上げを「忍耐強く」判断する姿勢が再確認され、FRBが利上げの可能性を捨てていないことが示唆されました。つまり、投資家の期待は裏切られたということです。

そもそも、FRBは昨年12月のFOMCで政策金利を0.25%ポイント引き上げることを決定し、19年は二回の追加利上げをする見通しを示すなど、金融引き締めの姿勢を強めていました。しかし、政府期間の一部閉鎖や米中貿易摩擦懸念、米経済指標の鈍化を受けて、1月末に公表した12月のFOMC議事要旨では「利上げの休止」が強く示唆されるなど、これまでの政策姿勢を急転換させることが明かになりました。

「利上げ休止」が強く示唆されたことで、投資家らはこれを好感し、米国株式市場は急反発。昨秋から始まった調整局面を脱しました。
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さて、今回発表された議事要旨によれば、「多くのメンバーは、年内の政策金利の目標レンジについて、どのような調整が適切かまだ明白ではないと示唆した」とのこと。

また、数人のメンバーは「インフレ率が基本見通しを上回った場合に限り、利上げが必要になるかもしれない」と主張するなど、利上げの可能性が排除されていないことが示唆されました。

これは「利上げの停止」を期待していた投資家の見方より、タカ派的な印象が強かったことから、株式市場は一時マイナス圏に沈むなどフラフラした展開が続きました。

投資家が政策金利の行方を気にするのは、それが株式市場の先行き見通しを占う上で重要な指標となり得るからです。
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過去20年間を振り返ると二回のリセッション(景気後退)があったわけですが、いずれもFRBが政策金利の利下げを決定して以降リセッション入りしていることがわかります。

また、利下げの直前は中立金利、すなわち利上げも利下げも必要としない丁度良い金利水準で推移することで、株式市場も堅調に推移することが期待されているので、投資家は「利下げの停止」を期待しているわけです。

別の言い方をすれば、FRBが利上げの可能性を排除していないということは、ただちにリセッション入りする公算は小さいということです。そのため、投資家は将来のリセッションに備えてポジションを圧縮する必要はありません。

グッドラック。

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