バフェット太郎です。

トータルヘルスケア大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)の株式を一株135.62ドルで40株、約5400ドル(約60万円)分買い増しました。

【取引履歴】
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バフェット太郎は「毎月最後の金曜日に『時価評価額最低銘柄』を5000ドル買い増す」というルールで運用しているわけですが、今月の最低銘柄はジョンソン・エンド・ジョンソンだったため、同社の株式を買い増しました。

この運用ルールに従えば、売られすぎている不人気銘柄を機械的に買い増すことができるほか、買われ過ぎている人気銘柄を買い増さないようにすることができます。さらに、買い増し額を5000ドルと決めておくことで、特定の銘柄に偏ったポートフォリオにならないようにすることができます。

【ジョンソン・エンド・ジョンソン】
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」は過去にジョンソン・エンド・ジョンソン株を買い増したタイミングを示しています。

さて、株価は昨年12月に暴落しています。これはジョンソン・エンド・ジョンソンのベビーパウダーに使われているタルクに発がん性物質のアスベストが含まれていたことを巡って、「ジョンソン・エンド・ジョンソンは何十年も前からそれを認識していた」と、ロイター通信が報じたことが嫌気されたためです。

タルクにアスベストが含まれていた問題は13000件余りの訴訟が起こされていて、昨年7月には47億ドルもの懲罰的損害賠償金を支払う義務があると認定されています。そのため、仮にジョンソン・エンド・ジョンソンが何十年も前からアスベストが含まれていたことを認識していたと認められれば、発症リスクの警告を怠ったとして、今後さらに賠償金額が膨らむ可能性があります。

ちなみに、ジョンソン・エンド・ジョンソンによれば、「何十年にも渡る実験で、安全であることが証明されている」とのこと。

つまり、タルクの中には”ごく少量”のアスベストが含まれているものの、それは人体に影響を及ぼすほどではなく、検出可能なレベルの量は含まれていないということです。

ある研究所では、ジョンソン・エンド・ジョンソンのベビーパウダーが卵巣がんのリスクをわずかに高めたことを発見した一方、他の研究所ではリスクの高まりが発見できなかったなど、決定的な研究結果は出ていません。
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さて、ジョンソン・エンド・ジョンソンのキャッシュフローの推移を眺めると、順調にキャッシュを稼いでいることが確認できます。安定したキャッシュフローが見込めることから株主還元にも積極的で、投資家は配当を再投資することで資産を最大化することができます。
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チャートは過去9年間の株価とFCFPS(12~24倍)の推移を表しています。FCFPSとは、一株当たりのフリーキャッシュフローのことで、オレンジの線がFCFPSに12倍、グレーの線が24倍を掛けたものです。

過去を振り返ると、概ね12~24倍のレンジで推移しており、現在は”適正~やや割高”といった水準で推移しています。ちなみに、下限は81ドル、上限は162ドルであることから、現在の値を136ドルとすると、-38%~+19%の潜在的なリスクがあると言えます。

米国を代表する超優良ディフェンシブ株といえど、これだけの潜在的なリスク(変動幅)はあるものと考え、短期的な株価の値動きに狼狽せず、愚直に配当を再投資していくことが賢明と言えます。

グッドラック。

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