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バフェット太郎です。

著名投資家ウォーレン・バフェット氏の主力銘柄でもある、米食品大手クラフト・ハインツ(KHC)は悲惨な四半期決算が嫌気されて、-27.46%安の34.95ドルと、2014年2月以来およそ5年ぶりの安値を記録しました。
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四半期決算はEPS、売上高ともに予想を下回ったほか、減配を発表、さらに不正会計をした疑いでSEC(米証券取引委員会)から召喚状が出たことが嫌気されました。

また、販売費および一般管理費として163億ドルがひびき、-126億ドルもの純損失を計上しました。これは、のれん代の減損損失として71億1000万ドル、無形資産の減損損失として83億3000万ドルの計154億ドルもの損失を計上したためです。

のれん代や無形資産というのは、主に「ブランド」のことを指すわけですけれども、同社が「クラフト」や「オスカーマイヤー」など一部のブランドに対して減損処理費用を計上したということは、同社が「これらのブランドは以前ほど利益をもたらしてくれない」ということを認めたことに他なりません。

なぜ、ブランド価値が毀損したかといえば、ブラジルの投資会社3Gキャピタルから送り込まれた幹部による徹底的なコスト削減がブランド価値を破壊したためです。

そもそもクラフト・ハインツは15年にクラフト・フーズ社とハインツ社が3Gキャピタルとバフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハザウェイ(BRK.A)主導の下、合併して誕生した会社です。

3Gキャピタルは徹底的なコスト削減で経営効率を高めることで知られていて、株主もこれに期待して投資をしていたわけです。しかし、本来ブランドとは、時間とお金をかけて大切に育てることで、その魅力を維持することができるわけですから、育てることを放棄されてしまえば、そのブランドは次第に廃れてしまうだけです。

ただし、3Gキャピタルも最初からそんなことはわかっているので、今後は利益率の低いブランドを次々と売却する一方で、利益率の高いブランドを買収し、全体の利益率を高めることで経営効率を高めていくことが予想されます。とはいえ、こうした事業ポートフォリオの改革には数年を要するため、株価はしばらく低迷することが予想されます。

ちなみに、今回のクラフト・ハインツの大暴落を受けて、その他の食品株も軒並み急落したわけですが、他の食品株もクラフト・ハインツ同様ゴミ株というわけではありません。
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クラフト・ハインツのキャッシュフローと営業キャッシュフロー・マージン(営業CF÷売上高)の推移を眺めると、本業の儲けを表す営業キャッシュフローが激減していることがわかります。
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一方で各食品株のキャッシュフローと営業キャッシュフロー・マージンを眺めると、必ずしも悪い数字ではないことがわかります。
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たとえば、ケロッグ(K)やゼネラル・ミルズ(GIS)、キャンベルスープ(CPB)は営業キャッシュフローが安定しており、株主還元も積極的であることから、投資家は配当を再投資し続けることで長期的に見れば報われやすいです。
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また、マコーミック(MKC)、JMスマッカー(SJM)、ホーメル・フーズ(HRL)は営業キャッシュフローが増加傾向にあるだけでなく、営業キャッシュフロー・マージンも上昇しているので、成長が期待できます。
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一方でコナグラ・ブランズ(CAG)は営業キャッシュフローが低下傾向にあり、稼ぐ力が弱まっています。
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過去5年間の平均営業キャッシュフロー・マージンです。ゼネラル・ミルズが15.5%と最も高く、クラフト・ハインツが9.6%と最も低いです。左の銘柄ほど利益率の高いブランドを所有し、競争優位性が高い一方、右の銘柄ほど利益率の低いブランドを所有し、競争優位性が低いと言えます。

食品株をポートフォリオに組み入れる際は、営業キャッシュフローが安定ないしは成長していること、そして営業キャッシュフロー・マージンが高く、競争優位性が高い銘柄を選んでください。ちなみに、この10銘柄のなかではマコーミックやホーメル・フーズ(直近のマージンが良いです)が魅力的です。

グッドラック。

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