バフェット太郎です。

日本経済がリセッション(景気後退)入りしつつある今、クソダサい個人投資家御用達の人気投資信託「ひふみ投信」の終わりのはじまりも近いです。
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(画像:レオス・キャピタルワークス

そもそも「ひふみ投信」とは、国内の一握りの中小型株に投資し、長年市場平均をアウトパフォームしてきた優れた投資信託のひとつでした。

しかし、アベノミクスによる株高と人気に伴う純資産総額の増加を背景に、銘柄数は次第に多くなり、大型株の比率も大きくなりました。結果、銘柄数は27銘柄から237銘柄に、大型株の比率は22.2%から46.2%に拡大するなど、当初の「ひふみ投信」とは似ても似つかない投資信託になってしまったのです。

つまり、金融リテラシーの低いクソダサい個人投資家は、過去のパフォーマンスがこれからも永遠に続くと信じているわけですが、中身が大きく変わってしまった「ひふみ投信」に過去のパフォーマンスを求めるのは、引退したアスリートに全盛期のパフォーマンスを期待するのと同じくらいバカげたことです。

そのため、237銘柄に幅広く分散され、大型株比率が46.2%の「ひふみ投信」は、概ね市場平均同様のパフォーマンスとなる公算が大きいです。ただし、信託報酬が1.0584%とインデックスファンドと比べて高率であることを考えれば、インデックスファンドに投資した方がマシであると言えます。

また、リセッション入りした公算が大きいことを考えれば、株式市場が弱気相場入りすれば、ひふみ投信も例外なく弱気相場入りすると予想できます。
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さて、こうした中、ひふみ投信の生みの親であるレオス・キャピタルワークスの代表取締役社長で最高投資責任者の藤野英人氏は「日経マネー2019年4月号」のインタビューで、今後10年先に向け、何が牽引していくのか?との質問に、「わからない」とした上で、「おそらく今ある技術やサービスの中にこれから10年後に向かって牽引していく何かが眠っているはずです。だから僕らは、多くの銘柄に投資しているんです。」と答えたことが印象的でした。

なぜなら、これまでごく一握りの中小型株に投資したことで高いパフォーマンスが実現できたのにも関わらず、多くの銘柄に投資してしまえば、市場平均同様のパフォーマンスしか期待できないことに加えて、せっかく銘柄分析をして投資したとしても、そこから得られる値上がり益はほとんどないからです。

たとえば、237銘柄に分散投資すれば一銘柄当たりの比率は平均で0.4%しかありません。これでは仮にその一銘柄が一年間で10倍も値上がりするような大暴騰銘柄だったとしても、資産全体に与える影響はわずか4%しかなく、昨年の高値から18.5%値下がりしていることを考えれば、投資家が4%の値上がり益で満足できるとは思えません。

また、同氏はインタビューの中で中小型株の割合が6割になっている理由について、「長い年数で見れば中小型株の方が成長性が高いと判断」と話していますが、市場から淘汰された無数の小型株を加味すれば、長い年数で見たとしても必ずしも中小型株のパフォーマンスが大型株のパフォーマンスを凌駕するわけではありません。

加えて、237銘柄のうち6割も中小型株に投資していれば、自ずと大暴落する銘柄を掴んでいてもおかしくはなく、いずれの発言を聞いても、どれも過去のパフォーマンスが期待できる要素はどこにもないことがわかります。

従って、現在の「ひふみ投信」は「手数料の割高なインデックスファンド」になり下がっており、市場平均が弱気相場入りする可能性が高い今、同投資信託に投資妙味は一切ありません。

グッドラック。

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