バフェット太郎です。

日本証券業協会が公表した平成30年度の「証券投資に関する全国調査」によれば、「株式」の保有比率はわずか12.6%、「投資信託」は9.2%と依然として貯蓄から投資への流れは進んでいません。

また、株式保有者の現在の銘柄数は平均で3.9銘柄と、ほとんどの個人投資家は分散投資を怠っており、5銘柄以上保有している人は23.6%でした。つまり、十分に分散された賢明な資産運用をしている人の割合は、全体の3%程度しかいないというわけです。1
この図はリスクの逓減効果を表したもので、縦軸がリスク(変動率)、横軸が銘柄数を表しています。

たとえば、1銘柄に集中投資した場合、その1銘柄が10%値下がりしたら全体の資産評価額は10%下がります。しかし、2銘柄に均等に分散投資するだけで、どちらか一方が10%下落したとしても全体に及ぼす影響は5%しかありません。 

そして5銘柄に均等分散投資すれば、いずれかの銘柄が10%下落したとしても全体に及ぼす影響は2%に過ぎず、仮に半値になったとしても資産全体に与える影響はー10%でしかないので、分散投資の重要性がわかると思います。

日本のような先進的で豊かな資本主義社会において、資産運用をするかしないかで絶望的な格差が生まれるのは必然であるわけですが、まともな資産運用をしている人の割合がわずか3%でしかないことを考えると、97%は資本主義社会の負け犬として一生を終えることになりそうです。

ちなみに、株式投資をしたことがない人たちがどうして株式投資を始めないのかと言うと、「株式投資に興味がないから」と答えた人がおよそ6割と、そもそも無関心であることが原因のようです。

また、「十分知識を持ち合わせていない」ことや「値下がりする可能性」、「株式投資はギャンブル」という誤解、「株価の値動きなどに神経を使うのが嫌」だったりするなども株式投資を敬遠する理由になっています。

つまり、株式投資に対する「無関心」や「勉強不足」が格差を生む原因となっているわけで、言い方を変えれば、これらの問題をクリアするだけで人生を有利に攻略できてしまうわけです。

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