バフェット太郎です。

FRB(米連邦準備制度理事会)が、19日・20日の日程でFOMC(連邦公開市場委員会)を開催しているわけですが、前回のFOMCで利上げの休止を発表していることから、今回は政策金利の「据え置き」が予想されています。

また、3月、6月、9月、12月のFOMCでは、FOMCメンバーが予想する将来のFFレートの分布図(ドットプロット)が公表されますが、18年12月時点でFOMCメンバーが予想する19年末のFFレートは2.875%と二回の利上げが予想されていました。しかし、すでに利上げの休止を発表していることから、二回は一回に下方修正することが予想されます。

【FOMCメンバーが予想する将来のFFレート】
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しかし、将来のFFレートはFOMCメンバーが予想するレートをさらに下回る可能性があります。CMEフェドウォッチによれば、市場参加者が予想する19年末のFFレートは2.25%~2.50%と据え置きが予想されていることに加えて、20年1月末までに一回以上の利下げが実施される確率は32.8%と急上昇しています。

今後発表される経済指標と企業業績次第では、利下げが実施される確率がさらに上昇しかねず、追加の利上げを一度も実施しないままリセッション(景気後退)入りする可能性も十分あり得ます。

また、今回のFOMCではFOMCメンバーによる経済見通しも公表されるわけですが、最近の経済指標がまちまちの内容であることを考えると、経済見通しをやや下方修正する可能性があります。ただし、市場はこれをすでに織り込んでいることから、経済見通しが多少下方修正されたところで株式市場に与える影響は限定的だと思います。

ちなみに、FFレートの下落は日米金利差の縮小を意味するため、ドル安円高要因となります。さらに、利上げ局面で相対的に売られすぎていた金や金鉱株、新興国株、高配当株などがこれから人気化すると思います。

グッドラック。

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