バフェット太郎です。

米バイオ医薬品大手のバイオジェン(BIIB)が前日比-29.23%安の226.88ドルと暴落して取引を終えました。暴落した主な要因は、アルツハイマー型認知症治療薬「アデュカヌマブ」の臨床試験を中止すると発表したためです。

投資家らは「アデュカヌマブ」が五年後の売上高の二割を占めることになると予想するなど、将来の有望銘柄と見ていただけに、今回の失望は大きいです。

また、現在バイオジェンの売上高の大半を占めているのが「多発性硬化症(MS)」と「脊髄性筋萎縮症(SMA)」の二大分野なのですが、多発性硬化症(MS)治療薬の「テクフィデラ」を巡る特許侵害訴訟が事態を悪化させる可能性もあり、投資家心理は急激に悪化しています。
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「アデュカヌマブ」の臨床試験中止の発表を受けて、株価は2016年7月以来の安値をつけています。また、予想PER(株価収益率)7.9倍、実績PER10.5倍にまで低下するなど割安感が出ています。しかし、将来の利益見通しに懸念が高まっていることを考えると、低PERという理由で安易に手を出すとひどい目に遭うかもしれません。

たとえば、バイオ医薬品大手のギリアド・サイエンシズ(GILD)は多くの投資家から絶大な人気を集めていましたが、薬価引き下げなどをきっかけに株価が暴落し、高値からおよそ半値まで値下がりしました。
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16年当時、PERが6~9倍台で取引されていたことや、これまで莫大なフリーキャッシュフローを稼ぎ出してきたことから、投資家の中にはこれを割安と判断して積極的に買い増した人もいましたが、依然として株価の低迷が続いていることを考えると、安易にバリュエーションで判断すべきではないことがわかります。

そのため、バイオジェンも現在のバリュエーションを割安と判断しても、数年間株価が買い値よりもずっと下で推移したまま低迷が続くかもしれません。そのため安易な投資判断は禁物です。

グッドラック。

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