バフェット太郎です。

先日のFOMC(米連邦公開市場委員会)で、FRB(米連邦準備制度理事会)が年内の利上げ回数はゼロ回になるとの見通しを発表すると、債券利回りが急落(価格は上昇)し、世界の投資マネーが安全資産である債券に流入しました。

また、米10年債利回りが2.44%まで急落したことで、米2年債利回りとのスプレッド(利回り格差)がわずか0.1%ポイントに迫るなど、リセッション(景気後退)の前兆として知られる「逆イールドカーブ」が発生しようとしています。

そもそも何故、逆イールドカーブ(長短金利の逆転現象=「長期債利回り<短期債利回り」)がリセッションの前兆になるのかと言えば、長短金利が逆転することで世の中にお金が出回らなくなるからです。

たとえば、銀行は預金者から利息1%でお金を預かり、それを企業や個人に利息5%で貸し出すことで4%(=5%-1%)の利ザヤを稼いでいます。しかし、このスプレッドが小さくなると、銀行は貸出リスクを考えて貸し出しに慎重になります。

すると、借金をしなければ倒産してしまうような、業績不振の小さな会社から倒産します。次に、倒産してしまった小さな会社に商品を納品し、売上金を三カ月後に回収する予定だった会社は、売上金を回収できないことで経営難に陥ってしまうかもしれません。

そしてその会社も倒産してしまえば、その会社に商品を納品していた会社も経営難に陥るかもしれません。このように、次第に世の中にお金が出回らなくなることで経済が失速していくわけです。

そのため、逆イールドカーブの発生はリセッションの前兆となるわけですが、実体経済に直ちに悪影響を及ぼすというわけではなく、経済がリセッション入りするまでに1~2年程度の時間がかかります。 1
たとえば、過去三回のリセッションを振り返ると、逆イールドカーブが発生してから、平均19カ月でリセッション入りしていました。また、リセッションの直前はいずれの場合も長短金利の逆転現象が解消されてからでした。

つまり、逆イールドカーブが未だ発生していないことを考えると、リセッション入りするまで少なくとも一年以上の時間がかかることが予想されます。言い方を変えれば、強気相場が一年以上続くというわけです。

ただし、この強気相場は過去10年間の長期強気相場ではなく、近い将来の暴落を予感させる脆弱な強気相場であることを考えると、過度な楽観は禁物と言えます。

グッドラック。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
大変励みになります。今日も応援のポチお願いします 
SPONSORED LINK