バフェット太郎です。

米国の経済成長が鈍化しつつある中、ドル円相場が下落の兆候を見せています。こうした中で米国株投資に懐疑的な人ほど、「米国株は為替リスクがあって日本株よりも危険だ」と奇天烈なことを言ったりします。

仮にこの理屈が正しいなら、「日本株は円高の影響を受けにくい」ということになります。しかし、過去を振り返れば、円高が日本の企業業績の圧迫要因になっていたわけで、日本株も為替リスクと無縁ではいられません。

また、為替リスクが米国株のマイナス要因になるのなら、円建てのダウ平均は日経平均株価のリターンを下回っていなければなりません。しかし、過去を振り返ると大抵の場合でダウ平均(円建て)が日経平均株価をアウトパフォームしていました。

【ダウ平均(円建て)と日経平均株価:1999末-2019】
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ダウ平均(円建て)と日経平均株価の長期チャートを眺めると、99年末をそれぞれ100とした場合、19年3月末のダウ平均は240と2.4倍も値上がりしたのに対して、日経平均株価のそれはわずか11%高の111に留まりました。

【ダウ平均(円建て)と日経平均株価:1999末-2007末】
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米国株式市場は01年にドットコムバブルが崩壊するとリセッション入りし、07年12月には米不動産バブルの崩壊で再びリセッション入りしましたが、99年末から07年末までのリターンはダウ平均(円建て)が+26%高だったのに対して、日経平均株価は-19%下落しました。

【ダウ平均(円建て)と日経平均株価:2007末-2019】
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また、08年の金融危機で米国株は大暴落しましたが、その後の強気相場で再び大きく上昇し、ダウ平均(円建て)はおよそ11年間で+91%高と日経平均株価の+37%を大きく上回りました。

このように、為替リスクを加味しても、米国株が日本株よりもリスクが高いとかリターンが乏しいという理由にはなりません。むしろ、日本株の弱さが目立ちました。

それにしてもなぜ、日本株は米国株をアンダーパフォームし続けるのでしょうか。結論から言えば、企業の本質的な価値が上昇しないからに他なりません。

たとえば、過去20年を振り返ると、米国はアップルやアマゾン・ドットコム、アルファベット、フェイスブックなど、ハイテク大手各社が革新的な製品とサービスで企業業績と企業価値を伸ばしてきましたが、日本を代表するトヨタやNTT、三菱UFJ、武田薬品などから、革新的な製品もサービスも生まれてきませんでした。また、日本の時価総額ランキング上位100社を眺めても、世の中を大きく変える潜在的な力を持つ企業はほとんど見当たりません。

投資家の中には「日本株は米国株に比べてバリュエーションが割安だから魅力的」と言う人は少なくありませんが、これまでもバリュエーションが割安だと言われ続けていたこと、そして企業価値を伸ばす戦時的な能力がないことを考えると、日本株は万年割安のゴミ株だと言えます。

こうしたことから、米国株が日本株よりもリスクが高いなどということはなく、今後も米国株が日本株をアウトパフォームし続ける公算が大きいです。

グッドラック。

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