バフェット太郎です。

18年12月、S&P500種指数に売りシグナルを意味する「デッドクロス」が発生すると、株式市場は弱気相場入りの節目とされる-20%を超えて急落しました。

しかし、19年に入るとS&P500種指数は急速に値を戻し、第1四半期(1ー3月期)は+11.15%高と13年第1四半期以来6年ぶりの好成績となりました。さらに4月1日、S&P500種指数は18年12月の底値から強気相場入りの節目とされる+20%の上昇率を記録したことに加えて、買いシグナルを意味する「ゴールデンクロス」が発生したことで、強気相場入りが示唆されました。

【S&P500種指数:日足】
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S&P500種指数は「デッドクロス」が発生して以降、一段と値を下げたことを考えれば、今後、一段と値を伸ばすことが期待できます。

そもそも、今年は大統領サイクルの三年目(大統領選挙の前年)であることから、株式市場が上昇することは予想されていました。ただし、FRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長が利上げの休止を発表するなど、米経済の先行き見通しを引き下げていることを考えると、目の前の株高を手放しで喜ぶことはできません。

また、こうした中でこれから米国株投資を始めてみようと考えている人の中には、投資を始めるタイミングを迷っている人も少なくないと思います。「どうせなら安くなってから買いたいし、含み損は抱えたくない」というのは誰もが思うことです。

しかし、相場の神様があなたの耳元でアドバイスしてくれない限り、素人であるあなたが慎重にタイミングを見計らったところで、サルが適当にカレンダーに指差した日と比べて、パフォーマンスに大きな違いはありません。そのため、タイミングを見計らわず、海に飛び込むような気持で勢いにまかせてさっさと投資を始めた方が賢明です。

とはいえ、運悪く相場の天井で投資を始めてしまえば、その後含み損を抱える日が何年も続くなんてことになりかねません。そこで、個人投資家はドルコスト平均法で「運の悪さ」を回避することができます。

そもそも、「ドルコスト平均法」はパフォーマンスを改善してくれる魔法の投資法ではありませんし、「一括投資」と比べてパフォーマンスは低下しやすいことで知られているので、確率的に考えればドルコスト平均法より一括投資の方が賢明な投資法だと言えます。

しかし、多くの個人投資家は手元に数千万円もの現金があるわけではないですし、手持ちの現金より、将来稼ぐお金の方が圧倒的に大きいため、必然的にドルコスト平均法を採用することになります。そして、これこそが運の悪さを回避してくれる手立てとなり得るので、これから投資を始めてみようと考えている人は、リスクに恐れず、ドルコスト平均法で定期的に積立投資をしていくと良いです。

グッドラック。

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