バフェット太郎です。

投資スタイルには大きく分けて「バリュー投資」と「グロース投資」の二つの投資スタイルが存在するわけですが、モーニングスターによれば、過去10年間の大型グロース株ファンドの年率リターンは15.6%だったのに対して、大型バリュー株ファンドのそれは13.2%と、グロース株がバリュー株を2.4%ポイントアウトパフォームしたとのこと。

ただし、過去を振り返れば「グロース株がバリュー株よりも優れている」などということは証明されておらず、むしろパフォーマンスは良かったり悪かったりを繰り返すことで知られています。

【米国スタイル別株価指数のパフォーマンス格差】
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(出所:野村アセットマネジメント

上のチャートは投資スタイル別株価指数のパフォーマンス格差を表しています。過去を振り返ると、バリュー株とグロース株のパフォーマンスは交互に良かったり悪かったりを繰り返していることがわかります。
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こちらのチャートは2005年以降、14年間のパフォーマンス格差を表していて、過去14年間で10回グロース株がバリュー株をアウトパフォームしています。

ある調査によれば、バリュー株はグロース株にパフォーマンスで劣る期間が比較的長く、強気相場ではグロース株が、弱気相場ではバリュー株がアウトパフォームしやすいものの、1927年1月から2018年12月までの年率ベースの投資リターンはグロース株が9.9%だったのに対し、バリュー株のそれは12.6%と、バリュー株がグロース株を2.7%ポイントアウトパフォームしていたとのこと。

つまり、超長期の運用を前提にするならば、グロース株よりもバリュー株の方が資産を最大化しやすいというわけです。

もちろん、できることであれば時代の波に乗って、投資スタイルを入れ替えることが理想ですが、サイクルの転換を正確に捉えることができないことを考えれば、それは机上の空論と言えます。

たとえば、2009年6月からはじまる今回の強気相場も、幾度となく崩壊すると言われてきており、その度に多くの個人投資家たちが強気相場から降りました。つまら、投資スタイルの入れ替えに多くの個人投資家は失敗したわけです。

そのため、長期の資産形成を前提とするならばバリュー株が、短期的な強気相場に乗るだけならグロース株の方が、より高いパフォーマンスが期待できます。

グッドラック。

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