バフェット太郎です。

東洋経済より、米国株投資家のバイブル『米国会社四季報2019年春夏号』が発売されました。

本書は、これから米国株投資をはじめてみようと考えている人だけでなく、米国株についてもっと調べたい人や新たな投資機会を探っている投資家にとってピッタリの内容となっています。
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本書の読み方ですが、①「企業概況」でその会社がどのような事業を展開しているのか、また、事業の進捗状況はどうなっているのかを把握します。そして、「業績概況」で直近の業績動向や将来の見通しがまとめられているので、今後の展開をイメージします。

②その年毎のROE(自己資本利益率)が記載されています。そのため、直近のROEが特別高かった(あるいは低かった)ということに惑わされないでください。

③「自己資本比率」は数字が高ければ高いほど財務体質が強固と言えますが、高いことが必ずしも良いというわけではありません。また、低ければ低いほど悪いというわけでもありません。たとえば、コカ・コーラの場合毎年安定したキャッシュフローが期待できるので低くても問題ありません。

一方で、自己資本比率が高すぎる結果、ROEが15%以下と平均以下であるならば、株主資本が効率良く使われていないと判断できるため、「悪い」と判断することができます。

④営業キャッシュフローは本業の儲けを表している重要な指標です。これは直近だけを眺めれば良いというわけではなく、5年~10年程度の長期で眺める必要があるので、「モーニングスターUS」と合わせて読むと良いです。

ちなみに、「『モーニングスターUS』があるなら、米国会社四季報は必要ない」という意見もありますが、本書をパラパラめくることで、自分が今まで知らなかった、あるいは見落としていた優良銘柄を偶然見つけるなんてこともあるので、そうした「新たな出会い」を加味すれば、本書の利用価値は大いにあると思います。

⑤「売上高とEPSの推移」を表しており、これを①の業績概況と合わせて読むことで、この会社の事業リスクなどや将来の見通しをイメージします。

⑥「地域別売上高」を眺めることで、この会社がどの国に依存しているのかがわかります。たとえば、コカ・コーラの場合、最新版では北米が36.9%と、売上高の半分以上を米国外で稼いでいることから、ドル高局面に弱く、ドル安局面に強いことがわかります。

また、半導体セクターの地域別売上高を眺めると、中国に対する依存度が大きいため、中国経済が失速しつつある中でリスクが高まっていると考えることができます。

⑦「業績の推移」は過去の業績や収益性にサッと目を通したい時に非常に便利です。たとえば、数字をパッと見るだけで、売上高が上昇傾向(下落傾向)にあるなということがわかったり、営業利益率が20%以上(以下)かすぐにわかります。

これが仮に「モーニングスターUS」で確認するとなると、いちいち検索しなくてはならないので非常に面倒です。しかし、本書はパラパラめくって数字は絵を見るように判断すればいいので、非常に効率よく優良株を発見することができます。

これから米国株投資を始めてみようと考えている人や、米国株についてもっと勉強したい投資家は、こんな感じでサクサクと銘柄を眺めることで、知識が深まると思います。

また、18年以降に上場したストーン(STNE:ブラジルの電子決済大手でバークシャー・ハザウェイが大株主)や、オクタ(OKTA:クラウドID管理サービスの先駆)、モンゴディービー(MDB:独自のデータベースサービスを展開)なども掲載されているため、将来有望銘柄を探したい人にとっても『米国会社四季報2019年春夏号』は重宝すると思います。

グッドラック。

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