バフェット太郎です。

東洋経済より、米国株投資家のバイブル『米国会社四季報2019年秋冬号』が発売されました。

本書は米国の個別銘柄に投資してみたいと考えている人だけでなく、これから米国株投資を始めてみようかなと考えているビギナーにピッタリの内容となっています。

とはいえ、ビギナーが四季報を読んでも、どこをどう読んでどう解釈すればいいの?と疑問に思うかも入れないので、一応簡単に解説を載せておきまう。

【コカ・コーラ(KO)】
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【(1)社名とティッカーシンボル】
ティッカーシンボルとは日本の証券コードにあたるものです。たとえば、コカ・コーラならKOですが、プロクター&ギャンブルならPGといったように表記されます。

【(2)企業概況と業績概況】
企業概況とは、会社の事業内容や事業規模、業界での地位や事業展開など、その会社の特色が記されています。また、業績概況には、直近の業績動向や業績見通しが簡潔にまとめられています。

【(3)株価チャートと株価指標】
過去5年間のチャートが記されているので、最近のトレンドを把握することができます。また、チャートの真下にあるのがROE(自己資本利益率)で、20%以上あれば資本効率の良い経営がなされていると判断することができます。

また、予想PER(株価収益率)や予想PBR(株価純資産倍率)でバリュエーションを判断することができます。通常、PERとPBRは低ければ低いほどその会社は割安だと判断されることが多いですが、必ずしもその限りではないので注意してください。

配当利回りも記載されていますが、配当利回りが7%を超える場合、減配の可能性が高まっていることを意味するため、注意が必要です。

【(4)採用インデックスと格付け】
その会社が構成銘柄になっているインデックスが表記されています。たとえば、コカ・コーラの場合、ダウやS&P500、ラッセル1000など幅広いインデックスで採用されているため、これらのインデックスファンドやETFに投資している場合、投資先が重複するので注意してください。

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【(5)財務とキャッシュフローと指標等】

財務の「自己資本比率」を確認することで、その企業の安全性を知ることができます。とはいえ、自己資本比率が高ければ高いほど良いというわけではありません。なぜなら、利益を貯めこめば自己資本比率は高まる者の、ROEが低下して資本効率の悪い経営になってしまうからです。

また、自己資本比率がマイナスで債務超過に陥っている企業もありますが、必ずしも安全性の低い銘柄というわけではありません。たとえば、フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)は自己資本比率がマイナスで債務超過状態にあるわけですが、タバコによる安定した収益が期待できることを考えれば何も問題がないのです。

加えて、営業キャッシュフローとは本業の儲けを表しているのですが、この数字がプラスであれば、本業でしっかりお金を稼いでいると判断することができます。また、営業キャッシュフロー・マージン(=営業キャッシュフロー÷売上高)は15%を超えると競争優位性の高い優良企業であると判断することができるため、自分の保有銘柄くらいは調べておいた方が良いです。

【(6)業績チャート】
棒グラフは売上高を、折れ線グラフはEPS(一株当たりの利益)を意味しています。たとえば、コカ・コーラの場合、売上高がどんどん減少しているため、危機感を覚える投資家も少なくありませんが、これはボトラー事業の再フランチャイズ化に伴うものなので心配する必要はありません。その証拠にEPSが上向きつつあります。

【(7)株主と事業構成】
事業構成はその会社が設定した事業セグメントごとの売上高比率が記載されています。また、地域別売上高を眺めれば、どの地域でリスクが高いかということがわかります。たとえば、半導体セクターはとりわけ中国での売上高比率が高いため、米中貿易戦争がマイナスの影響を及ぼします。

【(8)業績】
過去5年間の業績と将来2年間の業績予想が記載されています。バフェット太郎が一番最初に確認する項目がこの業績推移です。たとえば、売上高と営業利益を眺めて、営業利益率が20%以上あるということがパッと見るだけでわかるような会社は競争優位性の高い企業が多いです。また、業績が上向いている企業ほど株価が上昇しやすく割高になりやすい一方、業績が低迷している場合は株価が低迷しやすく割安になりやすいです。

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こんな感じで個別銘柄をサクサク眺めれば、米国の個別銘柄に関する知識も深まると思います。また、昨今IPO銘柄が活況で、そうした将来有望銘柄も多く掲載されていることから、『米国会社四季報2019年秋冬号』は多くの投資家におススメです。

グッドラック。

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