バフェット太郎です。

米労働省が発表した3月のコアPPI(生産者物価指数)は予想2.4%に対して、結果2.4%と予想に一致しました。これは、18年8月以来7カ月ぶりの低水準です。

【コアPPI(生産者物価指数):対前年比:重要度★☆☆】
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そもそも、PPIとは生産者が受け取る商品やサービスの販売価格を指数化したもので、CPI(消費者物価指数)同様、インフレ指標として注目されています。

生産者物価が上昇(下落)すると、それに伴い消費者物価も上昇(下落)することが予想されるため、PPIはCPIと比べてより正確な暫定的指標となります。ちなみに、コアPPIとは、価格変動の激しい食品とエネルギーを除いた商品とサービスの販売価格です。

【コアCPI(消費者物価指数):対前年比:重要度★★☆】
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先日発表されたコアCPI(消費者物価指数)は+2.0%と、18年2月以来13カ月ぶりの低水準を記録しました。

インフレ圧力が高まらない中、大半のエコノミストはFRBが少なくとも2021年末まで政策金利を据え置くだろうと予想しています。

ウォール・ストリート・ジャーナルによれば、バンク・オブ・ザ・ウエストのチーフエコノミスト、スコット・アンダーソン氏によれば、「FRBの利上げサイクルは終了した」とし、「次の動きは利下げになる」と予想しているとのこと。また、およそ三分の一のエコノミストが2021年末までに一回以上の利下げがあると予想しているそうです。

加えて、CMEフェドウォッチによれば、市場参加者が「2020年1月末までに一回以上の利下げがある」と予想する確率は53.1%と、大半の参加者が利下げを予想しています。
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ただし、参加者の予想は非常に流動的で、およそ二週間前までは「2020年1月末までに一回以上の利下げがある」とする確率が80%を超えていたことを考えれば、今後発表される経済指標次第で市場のセンチメントは大きく揺れ動くことが予想されます。

言い方を変えれば、予め用意されているシナリオなどないため、投資家は経済指標や来週から本格化する企業決算を注視していく必要があります。

グッドラック。

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