バフェット太郎です。

投資の世界には「いつの時代でも最高のパフォーマンスが期待できる魔法の投資法」というものは存在しません。そのため、特定の投資スタイルを貫けば、市場平均を大きく上回る素晴らしいパフォーマンスを叩き出す時もあれば、市場平均を大きく下回る最悪の日々を過ごすことだってあります。

「それならトレンドやサイクルの変化に合わせて投資スタイルを柔軟に変更すればいい」と思うかもしれませんが、ミスターマーケットがあなたの側にやって来て、トレンドやサイクルが変わったことをわざわざ教えに来てくれたりはしません。

また、仮にトレンドやサイクルの変化をたまたま上手く捉えることができたとしても、次も上手くいくという保証はありません。そのため、多くの個人投資家にとって最良の投資法は、一度決めた投資スタイルを一貫して継続することです。

しかし、気を付けなければならないことは、リスクの大きな投資スタイルはなるべく控えた方が良いということです。

たとえば、一度決めた投資スタイルを一貫して継続するということは、前述した通り、特定のトレンドやサイクルでは、市場平均を大きく下回る最悪の日々を過ごすことを覚悟しなければなりません。その時、焦りや不安から投資スタイルを変えてしまえば、結局のところ長期的にはうまくいきません。

そのため、投資家は自信のリスク許容度を加味して投資スタイルを決定しなければなりません。リスク許容度が大きければ株式を積極的に組み入れても良いかもしれませんが、リスク許容度が小さければ債券中心のポートフォリオをデザインした方が賢明だということです。
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とはいえ、過去を200年間を振り返ると、株式の実質トータルリターン(配当再投資込みでインフレ調整済みの利回り)が6.8%だったのに対して、長期債のそれは3.5%と、株式の方が債券よりもずっと利回りが高かったことを考えると、投資家はできるだけ自身のリスク許容度を大きくして、株式中心の運用を心掛けるべきだということがわかります。

そこで、リスク許容度を大きくする簡単な方法ですが、それは、倹約に努めて支出を抑えることです。支出が少なければ少ないほど、現金を持つ必要はありませんから、積極的にリスク資産に投資することができます。

また、副業を通じて収入を増やすのも”手”です。これは支出を抑えることでより効果的であることは言うまでもありませんが、毎月安定したフリーキャッシュフロー(手取り収入ー生活費)が見込めるなら、やはり多くの現金を持つ必要がありませんから、積極的にリスク資産に投資することができます。

このように、投資家はできるだけリスク許容度を大きくできる環境を作り、積極的に株式に長期投資することで、資産の最大化を目指すことができます。

グッドラック。

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