バフェット太郎です。

株式投資で成功したいと考えている人にとって必要なものは、経済や金融に関する”深い知識”でもなければ、”お金持ちしか知らない秘密の情報”ではなく、現金と勇気の二つだけです。

事実、株式投資で成功した多くの投資家たちは、誰もが悲観に暮れていた金融危機後の弱気相場で、勇気を出して積極的に買い向かっていたのです。この成功方法は、50年前も今日も変わらず通用するメソッドです。

たとえば1938年、米食品大手A&Pの株価が-93%安と大暴落していたのですが、バフェット氏の師であるベンジャミン・グレアム氏は「現金と勇気があるなら、割安株に積極的に買い増すべき」と主張していました。当時、A&P社は現金を8500万ドル、純流動資産が1億3400万ドルあったのにも関わらず、時価総額はわずか1億2600万ドルしかなかったのです。

A&P社の株価が暴落した主な要因は、「チェーンストアに特別税が課せられる」との噂が広まったためです。しかし、結局根拠のない噂だったことがわかると、株価は一年で三倍以上値上がりしました。

こうしてグレアム氏の投資哲学を学んだバフェット氏は、ドットコムバブル崩壊にレンガ株や建築塗料株、カーペット株、物流株など、一時的に値下がりしていた優良株を次々と買収して資産をさらに増やしました。
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また、これは何もバフェット氏のように個別株である必要はなく、インデックスファンドやETFへの投資も同じで、一時的に値下がりしている局面では、積極的に買い増すことで将来の資産を最大化することができます。

このように、株式投資で成功していなら誰もが悲観的になっている時に積極的に株を買い増せるだけの勇気と現金が必要です。

とはいえ、これは何も「株価が暴落して多くの投資家が悲観的になるまで待て」と言っているわけではありません。事実、バフェット氏は強気相場の中でアップル株を積極的に買い増しています。

従って、投資家らは株のポジションを維持しつつも、資産全体の10~30%くらいの現金を用意して弱気相場に備えておいた方が良いです。また、自身の収入と支出のバランスを考えて、弱気相場でも積極的に積立投資ができるようば勇気が出る環境を整えておくことが大切です。

グッドラック。

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