バフェット太郎です。

投資の世界では、S&P500インデックスファンドに投資して、配当を再投資し続けることが最適解のひとつとして知られています。つまり、日本のような先進的で豊かな社会では、誰もがお金持ちになれるようにデザインされているわけですが、それを多くの人が実践しないのには理由があります。

それは、世間のロールモデルが呪縛になっていること、そしてヒトは短期的な結果を求める傾向にあるからです。

▮世間のロールモデルという呪縛

多様な価値観が認められた社会であっても、多くの人は適齢期で結婚し、子どもを作り、クルマやマイホームを買い、高額な医療保険に入ろうとします。

これは、それが幸せな人生を歩むことのできるロールモデルだと信じられているからに他ならないわけですが、そうしたロールモデルを歩めば、投資資金を捻出することはできなくなります。

そしてやっかいなことは、クルマやマイホーム、旅行やレジャーは、お金を積めば積むほど幸せになれると信じられていることです。そのため、高収入な人ほど収入に見合った生活の質をパートナーから求められるため、支出が増え、結果的に投資に振り分けるお金が捻出できないのです。

そもそも、S&P500インデックスファンドの年平均リターンは6~7%程度なので、手元にあるお金だけを運用してもお金持ちになることはできず、毎月コツコツと積立投資しなければなりません。それにも関わらず、投資に振り分けるお金が捻出できないのなら、お金持ちになることなど到底無理な話です。

▮ヒトは短期的な結果を求める 

また、多くの人は将来の漠然とした不安を取り除きたいがために、ソッコーでお金持ちになりたがります。たとえば、長期ローンを返済してさっさと身軽になりたいと考えるものです。

しかし、S&P500インデックスファンドの年平均リターンが6~7%であることを考えれば、ソッコーでお金持ちになれるなどということはなく、漠然とした不安を抱えながらも何十年と積立投資をしなければなりません。

結果、多くの人はこれに耐えることができず、ソッコーでお金持ちになろうとして、大きな値上がり益の期待できる銘柄に投資したり、あるいは仮想通貨に投機するなどして奇跡を起こそうとします。

とはいえ、奇跡は起きないから奇跡というのであって、多くの人は大損して終わるだけです。そのため、高い確率で投資で成功したければ、世間のロールモデルを捨て、短期的な結果を求めず、愚直に積立投資するほかないのです。

グッドラック。

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