バフェット太郎です。

バフェット太郎は米国の優良ディフェンシブ銘柄10社に均等分散投資し、配当を再投資し続けることで資産の最大化を目指しているわけですが、長期で保有し続けるだけのこの投資スタイルは、必ずしも容易とは言えません。

なぜなら、株価が上昇している時は気分よく保有し続けることができるものの、割高感から配当再投資による買い増しをためらったりしてしまうからです。また、反対に株価が不調な時は、株価がさらに値下がりするかもしれないと考え、やはり買い増しをためらったり、あるいは持株を手放したい誘惑にかられます。

そのため、買い持ちし続け、配当を再投資し続けるという投資戦略は必ずしも容易とは言えず、強い信念が必要になると言えます。とはいえ、多くの個人投資家にそのような強い信念などないことを考えると、個人投資家は予め投資ルールを設けた方が良さそうです。

たとえば、バフェット太郎は「毎月最後の金曜日に『時価評価額最低銘柄』を5000ドル買い増す。」という投資ルールを予め設定し、愚直に継続しています。こうすることで、強気相場の中でも機械的に買い増すことができるだけでなく、値下がりしている不人気銘柄を集中的に買い増すことができます。

もちろん、この投資ルールは応用することが可能で、基本ポートフォリオは個別銘柄でなく、インデックスファンドやETFでデザインしても大丈夫ですし、何も均等比率に分散する必要もなく、自分好みにカスタマイズすれば良いです。
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たとえば、基本ポートフォリオを上のように設定した上で、毎月3万円の投資資金が用意できるのなら、6月と12月の年二回に分けて、それぞれ18万円ずつ、基本ポートフォリオから最も乖離したETFを買い増ししてやればいいだけです。

また、買い増し額を18万円と設定するのは手数料率をできる限り低くするためです。

たとえば、楽天証券、SBI証券、マネックス証券各社の米国株の手数料は、「約定代金の0.45%、最低0ドル~最大20ドル」となっているので、たとえば、アップル株(一株200ドル)を3株購入した場合、約定代金は600ドル、手数料は2.7ドル(=600ドル×0.45%)となるわけではなく、「最低5ドル~」なので、5ドルの手数料を支払わなければなりません。すると、600ドルに対して5ドル支払うわけですから、手数料率は0.83%と通常の二倍近い手数料が必要になってしまうのです。

では、約定代金を0.45%にするためにはいくら必要になるかと言えば、1111ドル(=5ドル÷0.45%)になります。そのため、18万円はおよそ1600ドル(1ドル110円)と、約定代金が1111ドルを上回るので手数料が7.2ドル(手数料率0.45%)に留めることができます。

このように、基本ポートフォリオをデザインした上で投資ルールを設定したら、あとは含み損益は無視してリバランス(配分調整)するだけで、強気相場でも買い増しを怠ることなく、そして売られすぎているセクターを機械的に買い増し、資産を着実に増やし続けることができます。

多くの個人投資家はこの銘柄でいくら儲かったとかあの銘柄でいくら損をしたとか、意味のないことばかり気にしていますが、意味のないことを気にしても意味がないだけです。

個人投資家にとって重要なことは、資産運用を続けられる環境を整え、予め定めた意思決定プロセスに従い一貫して続けることです。それができれば、結果はあとから必ずついてきますよ。

グッドラック。

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