バフェット太郎です。

1日のNYダウ株式市場は前日比-162.77ドル(-0.61%)安の2万6430.14ドルと下落して取引を終えました。下落した主な要因は、FOMC(米連邦公開市場委員会)後のパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の記者会見を受けて、利下げ観測が後退したためです。

ただし、利上げの公算も小さいことを考えれば、金利が据え置かれる中で株高は続くと思います。

★★★

FRBは5月1~2日の日程で開催されたFOMCで、政策金利を従来の「2.25%~2.50%」で据え置くことを決定しました。

また、FRBが公表した政策声明によれば、「労働市場は引き続き力強く推移し、経済活動は堅調なペースで拡大している」とし、景気判断を上方修正したほか、「(インフレ率が)低下し、目標とする2%を下回っている」とインフレ率が低下していることを認めつつも、「いずれ上向くと考えるのが、最も起こり得るシナリオだ」との考えを示しました。

【米コア・インフレ率:前年比】
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昨年の米コア・インフレ率(変動の激しい生鮮食品やエネルギーを除いた物価上昇率)は、FRBが目標とする2.0%に向けて上昇していましたが、世界の経済成長が鈍化したことをきっかけに市場が混乱すると、インフレ率が再び低下し始めました。3月の米コア・インフレ率は1.6%と、18年12月の2.0%から伸びが鈍化しています。

とはいえ、労働市場も経済活動も依然として堅調であることを背景に、パウエル議長が年内の利下げを示唆しなかったことで、年内の利下げを期待していた投資家らから失望売りが広がりました。
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CMEフェドウォッチによれば、市場が予想する年内一回以上の利下げ確率は50.7%、据え置かれると予想する確率は49.3%と概ね半々となっていて、先行きは見通しづらいです。
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ただし、債券市場はすでに弱気トレンド入りしていることから、債券トレーダーたちはパウエル議長の意見とは正反対にインフレ率は上向かないと見ており、金利低下を追い風に株高が続く公算が大きいです。

グッドラック。

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