バフェット太郎です。

投資において重要なことは、訪れたチャンスをすべて掴み取ろうとすることではなくて、チャンスを掴み取らない決意をすることにあります。なぜなら、投資で成功するために必要なことは、分かりやすい形で定めた意思決定プロセスを一貫して必ず実行することにあるからです。

たとえば、過去五年を振り返っただけでも、直近のIPOブームに始まり、FANGブームや仮想通貨ブーム、バイオ株ブームなどがありました。これらのブームの時に聞こえたのは、いつも「あとは気絶しているだけでお金持ちになれる」という言葉です。

しかし、ブームが終焉するとたちまちのうちに株価が暴落し、ブームに乗っていだだけの投資家はあっという間に淘汰されていったのです。「あとは気絶しているだけで…」と豪語していた投資家も、さすがに気絶している場合ではないと思ったのか、持ち株を投げ売りする始末。

結局、チャンスを掴んだはずの投資家たちは気絶し続けることもできず、ブームの終焉とともに凍死家となったわけです。

また、投資家の中には「ブームからブームへと飛び移れば良い」と考える人も少なくありませんが、バイオ株ブームから仮想通貨ブームやFANGブームに飛び移った投資家がほとんどいないように、ブームに繰り返し投資することは困難です。

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なぜなら、目の前で起きている暴落が「短期的な調整局面であり、有望銘柄を割安で買える絶好のチャンス」のように思えてしまい、(ブームが終わっているのにも関わらず)ナンピン買いを繰り返してしまうからです。

事実、バイオ株ブームが終わっているのにも関わらず、多くの投資家はバイオ株をナンピン買いしていました。また、19年のFANG銘柄は依然として底堅いものの、昨年末の暴落で多くの個人投資家たちがFANGブームが完全に終焉したと考えて投げ売りしていました。

このように、ブームからブームに飛び移ることはできませんし、ブームが続いていると思っていたらすでに終わっていたり、ブームが終わったと思っていたら未だ続いていたりすることが往々にあることを考えると、タイミングを正確に計ることは困難であることがわかります。

そのため、ブームというチャンスを掴み取ろうとするのではなく、それらに投資するチャンスを断り、一握りの優良株やS&P500ETFに投資し、配当を再投資し続けるなど、一貫した投資スタイル続けることが重要です。

グッドラック。

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