バフェット太郎です。

米中貿易戦争がエスカレートの兆しを見せる中、これから投資を始めてみようと考えている人も少なくないと思います。

しかし、株価が史上最高値圏で推移していることやリセッションの兆候が見えつつあることから買い注文を躊躇してしまい、「いつまで経っても投資を始められない」なんていう風に悩んでいると思います。

そこで「投資のはじめ方」についてですが、仮に予算300万円とした場合、一度に投資をするのではなくて、予算の20~30%にあたる60~90万円くらいから少しずつ小さく始めた方がいいです。

実は投資の世界では、少しずつ積立投資をするよりも、一括投資、すなわち予算のすべてを一括まとめて投資した方がパフォーマンスが良くなる傾向にあることが知られています。しかし、これまで一度も投資をしたことがない人がいきなりそんなことをすれば、資産評価額の日々の値動きにパニックになって、狼狽売りに走るのがオチです。

そのため、これから投資をはじめてみようと考えている人は、少しずつ小さく始める方が賢明です。

また、個別株への投資にこだわる必要もありません。たとえば、バフェット太郎が保有するような銘柄はどれも地味で退屈な銘柄ばかりで値上がり益がほとんど見込めません。すると、多くの投資家は次第に我慢ならなくなり、ディフェンシブ株を売って将来有望の人気銘柄に乗り換えたりします。

しかし、やはり値動きの荒さに耐えられず、たちまちのうちに狼狽売りに走るのがオチです。事実、このところアマゾン株が人気化していましたが、このところの調整局面で狼狽売りに走った投資家も少なくありません。

そのため、ディフェンシブ株や将来有望の人気銘柄がまとめて組み入れられているS&P500インデックスファンドなどのパッシブファンドに投資した方が賢明です。それも退屈だなと思う人は、資産の半分をパッシブファンドに、そしてもう半分を個別銘柄に投資しても良いと思います。

加えて、予算のすべてを株式で運用する必要はありません。買い増すため現金があると心に余裕が生まれるので、予算の20%分は常に現金で保有しておいても良いです。

具体的な手順の一例として、たとえば予算300万円なら、全体の20%にあたる60万円分をS&P500インデックスファンドに投資し、その後3カ月おきに60万円分を買い増していけば、一年後にS&P500インデックスファンド80%、現金20%のポートフォリオが完成します。

とはいえ、ポートフォリオが完成した途端、株式市場が弱気相場入りしてしまうなんてこともあると思います。しかし、誰も正確にタイミングを計ることができないことを考えれば、それも仕方のないことだと割り切って投資を続けるしかありません。

また、投資は手元にある予算を使い切って終わりというわけではありません。

景気は自然の四季のようにサイクルがあるため、必ず不況が訪れるものです。投資とは、本来そういう局面でコツコツと積立投資をすることで資産を最大化できるものなのです。

そのため、株式(S&P500インデックスファンド)80%、現金20%の割合を維持しながら、定期的な積立投資をすると資産を大きく増やすことができます。

ちなみに、「定期的な積立投資」は何も毎月である必要はありません。三カ月毎でも良いですし、半年毎でも良いです。また、人生とは計画通りにはいかないものです。定期的な積立投資を続けたくても、急にまとまったお金が必要になるなど、うまくいかない時期がるのはむしろ”普通”のことです。(毎月50万円積立投資しているバフェット太郎だって例外ではないです。)

そのため、無理に積立投資をする必要なんて全然なくて、無理のない範囲で自分のペースでコツコツと積み立て投資していけば良いのです。

グッドラック。

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