バフェット太郎です。

人生100年時代と言われる中、多くの人にとって資産運用は必要不可欠なものになりますが、投資資金がないことには始まらないので、誰もがまず、お金を貯めるところから始めなければなりません。

これは、投資資金が少なければいくら投資成績が良くても意味がないからです。

たとえば、ある個人投資家が資産を一年で10倍に増やしたとしても、10万円を100万円に増やしただけなら90万円(+900%)しか増やしたことになりませんが、1000万円の投資資金なら+10%増やすだけで100万円も増やすことができるなど、90分の1のパフォーマンスで同等かそれ以上の利益を獲得することができるからです。

結果、お金がない人ほどリスクの高い投資をするのでいつまで経っても資産を増やすことができません。また、リスクの高い投資で成功したとしても10万円を100万円に増やしたなら、今度は100万円を1000万円にするためのリスクの高い投資をしようと考えます。

そして、1000万円にすることができた投資家は今度は1億円にするためのリスクの高い投資をします。彼らは10万円を100倍の1000万円にすることができたのだから、10倍にすることなんて簡単だと考えるわけです。
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この時、すでに1000万円を+10%で運用するだけで100万円の利益が獲得できるなんてことは考えません。成功に次ぐ成功で人は慢心し、自分は億万長者になる資格があると信じ込んでしまっているからです。

ところが相場は投資家の都合通りにはいかないものです。大抵の場合、途中で強気相場が崩壊して資産を大きく溶かすのがオチです。

そのため、多くの人にとって最良の資産運用は、勤勉に働き、倹約に努め、できるだけ多くのお金を運用することです。そして、多くのお金を預けるわけですから、投資対象は必然的に堅実なものでなければなりません。たとえば、S&P500インデックスファンドや一握りの優良株などがそれです。

また、できるだけ多くのお金を運用すべきですが、だからといって高収入である必要はありません。米国の典型的なお金持ちというのは、共働きで年収は平均的です。

従って、投資で成功したいなら、高収入である必要もなければ、投資で好成績を上げる必要もなく、平均的な収入と平均的な投資成績を上げるだけで十分なので、まずはお金を貯める環境を作ることが重要です。

グッドラック。

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