バフェット太郎です。

日本のような先進的で豊かな資本主義社会では、誰もが億万長者になることができます。その具体的な方法ひとつとして、「S&P500インデックスファンドに投資して配当を再投資し続ける」という方法が挙げられます。

たとえば、1948年末から2018年末までの70年間を振り返ると、S&P500インデックスファンドに投資して配当を再投資し続けた場合のトータルリターンはおよそ+1万6000%と160倍値上がりしました。これは年平均利回り7.57%を意味します。

そのため、仮にS&P500インデックスファンドに1万ドル投資して70年間配当再投資し続ければ、160万ドルになっていることが予想されるので、誰もが億万長者になれるというわけです。

しかし、誰も70年間も配当再投資などできないことを考えると机上の空論だと言えます。そこで、年平均利回り7.57%を前提とし、いくつかの変数を用いていったいどれくらいの期間で億万長者になれるのかをシミュレーションしてみました。
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初期投資額を1000ドルとした場合、ミリオネアになるまでに95年もの歳月が必要であるため、1000ドルをS&P500インデックスファンドに投資しただけでは一生お金持ちになれないことがわかります。

また、初期投資額を1万ドルとした場合もミリオネアになるまでには64年もの歳月が必要です。仮に30歳から投資を始めたとしてもミリオネアになれるのは94歳ですから、お金持ちになる意味がありません。

3万ドルと比較的大きな金額を運用した場合も同じで、ミリオネアになるまでに49年かかるため、仮に30歳から投資を始めたとすれば、ミリオネアになれるのは79歳で、これではあまりにも時間がかかります。

そこで、毎年コツコツと積立投資をし、年間1200ドル、3600ドル、6000ドルの積立投資をした場合では、ミリオネアになれるまでに要する時間はそれぞれ57年、42年、35年でした。

毎年6000ドルの積立投資をした場合、仮に30歳から投資を始めれば35年、つまり65歳でお金持ちになれるわけですから、これが今までで一番理想的です。別の言い方をすれば、毎年6000ドルの積立投資をすることができないのなら、ミリオネアになることは難しいというわけです。

さて、ミリオネアになるためには普通35年くらいかかるわけですが、人はもっと早くミリオネアになりたいと願うものです。そこで、初期投資額を1万ドルとし、毎年の積立額を6000ドル、1万2000ドル、2万4000ドルとした場合を調べると、それぞれミリオネア達成に要する時間は34年、26年、19年だということがわかりました。

つまり、毎年2万4000ドルもの積立投資ができたとしても、およそ20年もの歳月を必要とするわけです。投資金額が多ければ多いほど早く目標金額に達するとは言え、運用期間が短ければ短いほど複利効果も小さくなるので、いずれにせよ時間がかかってしまうのです。

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このように、日本のような先進的で豊かな資本主義社会では、S&P500インデックスファンドに投資し、毎年6000ドルの積立投資をすることで誰もがミリオネアになり、少しだけリッチな老後生活を送ることができます。

また、若くして高収入を得た一握りの人たちは、毎年2万4000ドルの積立投資をすることで19年後にミリオネアを達成することができるので、仮に25歳から投資を始めれば44歳でセミリタイアし、あとは好きなことを仕事にしながらストレスの少ない生活を楽しむことができます。

ただし、日々倹約に努め、いかなる景気局面でも愚直に積立投資を続けられる忍耐力があればの話ですが。

グッドラック。

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