バフェット太郎です。

世界最大級の石油会社エクソン・モービル(XOM)の株式を一株71.28ドルで70株、約5000ドル(約57万円)分買い増しました。

【取引履歴】
1
バフェット太郎の運用ルールは「毎週最後の金曜日に『時価評価額最低銘柄』を5000ドル(約50万円分)買い増す」というもので、定期的にリバランス(配分調整)を兼ねた買い増しを実施しています。

こうすることで、誰もが悲観的になっている弱気相場でも買い増すことができるだけでなく、売られすぎている不人気銘柄を中心に買い増すことができます。

【エクソン・モービル(XOM)】
2
」は過去にエクソン・モービルを買い増したタイミングを表しています。

さて、昨日トランプ大統領がメキシコから輸入される全ての製品に対して、関税率を5%に引き上げると表明したことで、原油先物価格は前日比5.46%安と急落しました。

トランプ大統領は「メキシコ政府が不法移民の流れを止める対策を講じなければ、関税率を段階的に引き上げる」とし、10月1日にも25%に引き上げられる見通しです。

すると、メキシコ原油を輸入している米製油業者は追加コストを払わされるのでエネルギー株にとってマイナス材料となります。また、米国が貿易戦争の相手国を中国からメキシコに広げたことで世界の経済成長が鈍化し、原油需要の低迷に繋がることもエネルギー株にとってマイナス材料です。

そのため、エクソン・モービルをはじめとしたエネルギー株の低迷はまだしばらく続くと予想されるわけですが、配当再投資を戦略としている投資家は、こうした局面でこそ愚直に配当を再投資に回し、株数を増やすことで次の強気相場に備えるべきです。

とはいえ、将来の減配リスクを考えると、積極的に配当再投資はできないと考えている人も少なくないと思います。

【EPSとDPSと配当性向の推移】
4
過去の業績を振り返ると、EPS(一株当たりの利益)が16年に底を打ちして以降上昇傾向が続いていることが確認できます。

19年通期のEPSは予想4.08ドルと、前期の4.88ドルから減益することが予想されているものの、20年は5.47ドルと上昇基調が続くと見られています。

そのため、配当性向は一時的に80%を超える可能性があるものの、16年にEPSの額を超えて配当を出したことを考えれば、増配は維持される公算が大きいです。

【エクソン・モービルのキャッシュフロー推移】
3
また、本業の儲けを表す営業CFも16年に底を打ちして以降上昇傾向が続いています。加えて、投資支出が抑えられたことでフリーキャッシュフローも改善しており、堅実に経営されています。
4
5
ちなみに、同業のシェブロン(CVX)とコノコフィリップス(COP)と比較すると、原油価格の低迷期に両社のフリーキャッシュフローが赤字に転落した一方、エクソン・モービルは黒字を維持しました。これは、エクソン・モービルが原油安の恩恵を受ける川下部門にも積極的に投資し、保守的な経営をしているためです。

そのため、エクソン・モービルは配当再投資を続けやすい銘柄です。

グッドラック。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
大変励みになります。今日も応援のポチお願いします 
SPONSORED LINK