バフェット太郎です。

「老後の生活費が2000万円不足する」との金融庁の報告書を受けて、大衆は「月4万円の貯金を40年もしなければならない!」と嘆いているわけですが、世の中の仕組みを知っている人たちは、30歳までに300万円貯めれば解決できる問題だということを知っています。

なぜ、30歳までに300万円貯めるだけで老後生活の2000万円を補うことができるのでしょうか。結論から言えば、年平均利回り6%の運用を35年間続けるだけで2300万円くらいの資産を築くことができるからです。

ペンシルベニア大学ウォートン・スクール教授のジェレミー・シーゲル氏によれば、過去200年にも及ぶ膨大なデータを分析した結果、米国株の実質リターン(インフレ調整済み)は期間を長期で取れば、いずれの時期も一貫して7%弱のリターンが得られると主張しました。

これは1802年以降、米経済が農業型社会から、工業型社会、そしてサービス業型社会へとシフトするなど、劇的な変化を繰り返してきたにも関わらず変わっていません。

そのため、運用期間を長期で取れる若者ほど、年平均利回りが平均回帰する可能性が高く、それ故年平均利回り6%の運用を実現できる可能性も高いのです。

とはいえ、大衆の中には「世の中には300万円の貯金ができない人たちが大勢いる」と反論します。たしかに300万円の貯金をいきなり作ることは難しいかもしれませんが、毎月3万円の貯金なら難しくないはず。

仮に25歳から毎月3万円の積立投資をはじめて、それを35年間、年平均利回り6%で運用することができれば、4000万円を超える資産を築くことができます。ちなみに、毎月3万円の貯金の作り方ですが、毎月1万5000円の支出を削る一方、1万5000円を副業するなどして収入を増やせば簡単に達成できます。

このように、世の中の仕組みを知っている人たちは、30歳までに300万円貯めれば解決できるし、それができなくても、毎月3~5万円の積立投資を続けるだけでも解決できることを知っているので、特別慌てたりすることはありません。

しかし、日本人の多くは自分の大切な人生を会社や国に任せっきりで、真剣に自分の将来を考えたり学ぼうとしたりしません。彼らは会社や国が自分の面倒を見てくれる、そしてそれが当たり前だと思っているわけです。

バフェット太郎はそんな大衆の気持ち悪さに辟易するわけですが、大衆が情弱であり続ける限り、日本の未来は暗いと言えそうです。

グッドラック。

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