バフェット太郎です。

米商務省から住宅市場に関連する経済指標が発表されました。内容はまちまちでした。

5月の建築許可件数は予想129万6000件に対して、結果129万4000件と予想を下回りました。

5月の米住宅着工件数は予想123万9000件に対して、結果126万9000件と予想を上回りました。また、4月の着工件数は123万5000件から128万1000件に上方改定されました。

米住宅市場の安定化が示唆されたことで、FRBによる利下げの論拠が乏しくなりそうです。

【米建築許可件数:重要度★★★】
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そもそも米建築許可件数とは、住宅の着工に取り掛かる前の建築許可の発行数を指します。

建設業者は何も成約後に建築許可の申請を出すわけではなくて、予め家やマンションを建てて在庫として用意しておかなければならないので事前に申請します。つまり、建築許可件数が増えているということは、建設業者が「将来、たくさんの人が家やマンションを買ってくれるはずだ」と、先行き見通しに楽観的になっているということに他なりません。

反対に建設許可件数が減っているということは、建設業者が「これから家やマンションは売れなくなりそうだ」と、先行き見通しに悲観的になっていることを意味するわけです。

そのため、5月の建築許可件数が予想を下回ったものの、依然として高水準を維持していることを考えれば、米景気は底堅いと言えます。

【米住宅着工件数:重要度★★☆】
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米住宅着工件数とは、実際に住宅の建設がはじまった件数を指します。

人々が家やマンションを買うということは、人々の収入が安定し、先行き見通しに楽観的になっていることを意味します。なぜなら、収入が不安定だったり、解雇される恐れがある場合は、誰も長期のローンを組んで家を買おうとはしないからです。

また、人々は家やマンションの購入に併せて家具や家電を買い替えるため、比較的高価な耐久財が売れます。そのため、住宅市場の経済効果がとりわけ大きいことから、住宅着工件数が増えていれば景気が拡大傾向にあることを示唆し、反対に着工件数が減っていれば景気が縮小傾向にあることを示唆していると言えます。

つまり、着工件数が予想を上回ったことに加えて、前月分が上方改定されるなど、依然として高水準を維持していることを考えると、夏の繁忙期に住宅市場が持ち直す可能性が示唆されました。しかし、一部では住宅市場の弱さを示す兆候も見られています。

【米NAHB住宅市場指数】
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NAHB(米住宅建築業者協会)が発表した米NAHB住宅市場指数は予想67に対して、結果64と予想を下回り、前月の66から2ポイント低下しました。

そもそも米NAHB住宅市場指数とは、住宅建設業者の景況感を示すもので、約900の建設業者を対象とした調査からまとめられています。

同指数の見方は、50を上回っていれば建設業者が米住宅市場に楽観的な見通しを持っていることを示す一方、下回っていれば悲観的な見通しを持っていることを示します。

そのため、指数が64だったということは、建設業者が米住宅市場に楽観的な見通しを持っていることを意味します。しかし、17年11月の74をピークに下落傾向が続いていることを考えると、米住宅市場が減速していることが示唆されました。

こうした中、市場参加者らは年内二回~三回の利下げを予想しているわけですが、米住宅市場が依然として底堅いことを考えると、FRBが利下げに動く論拠が乏しく、投資家の期待が裏切られる公算が大きいです。つまり、下半期は株価が乱高下しやすいです。

グッドラック。

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