バフェット太郎です。

6月18~19日のFOMC(連邦公開市場委員会)でFRBのパウエル議長が、将来の景気悪化に備えた予防的・保険的利下げを示唆したことで、投資家の利下げへの期待感が高まり、金先物価格は一時1オンス1400ドルと、2013年9月以来およそ6年ぶりの高値を記録しました。

7月31日のFOMCでFRBが利下げを決定すれば、金先物市場に一段と投資資金が流入することが期待できるため、金投資の魅力がさらに高まる公算が大きいのですが、投資家とFRBの先行き見通しに大きな隔たりがあることを考えると、金価格は必ずしも一本調子で上昇するとは限りません。

【ドットチャート】
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たとえば、FOMCメンバーによる金利予想を示したドットチャートを眺めると、FRBが年内二回の利下げ予想に傾きつつあるなか、投資家の金利予想を示したFF金利先物(赤点)はもう一段下にあることが確認できます。つまり、投資家は年内三回の利下げがあると予想しているわけです。

さらに、2020年末はFRBが金利の据え置きを予想している一方、投資家はさらにもう一段引き下げられると予想しています。これは、投資家とFRBの先行き見通しにギャップがあることを表していて、将来のリスクになりかねません。

たとえば、投資家らは2020年末までに四回の利下げがあると予想しているわけですが、仮に一~二回の利下げで景気後退が回避された場合、安全資産とされる金や円は急落しかねません。

反対に景気悪化に歯止めが利かず、ズンズンと利下げが進めば、金と円は急騰しかねません。特に米中貿易戦争がエスカレートする中で、将来の利下げ回数が五回、六回と高まる可能性もあります。実際、伝説のファンドマネジャーと呼ばれるドラッケンミラー氏は2020年末までに政策金利はゼロに向かうと予想しており、八回~九回の利下げも可能性として十分にあり得ます。

そのため、投資家は7月31日のFOMCでFRBが利下げに踏み切った場合、これで景気悪化に歯止めが利くのかどうかということを見極める必要があります。

グッドラック。

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