バフェット太郎です。

米ダラス連銀が公表した米ダラス連銀製造業活動指数は予想-1.0に対して、結果-12.1と予想を大きく下回りました。米中貿易戦争がエスカレートする中で、製造業が打撃を受けていることが改めて浮き彫りになりました。

【米ダラス連銀製造業活動指数】
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ダラス連銀製造業活動指数はテキサス州の製造業見通しを調査しまとめたものです。

この指数は前月比であるため、プラスの場合は前月に比べて景況感が上昇していることを示唆し、マイナスの場合は景況感の悪化を示唆しています。6月は-12.0だったことから、5月に比べて製造業が大きく後退していることを意味します。

【米ダラス連銀製造業活動指数:内訳】
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内訳を眺めると「生産」と「設備稼働」が好調だったことに加えて、「新規受注」が3.7と前月の2.4から1.3ポイント加速した一方、「受注の伸び率」は-6.7と、前月の1.1から7.8ポイント低下しました。

また、「出荷」が1.7と前月の7.6から5.9ポイント低下し、「雇用」は8.8と前月の11.6から2.8ポイント低下、さらに「設備投資」も6.9と前月の18.3から11.4ポイントと大幅に低下しました。

つまり、受注の伸び率がマイナスに転じたことから、企業の先行き見通しが悪化していると言えます。実際、雇用者数と設備投資は低下し、企業が将来の景気後退に備えようとしていることが示唆されたためです。

こうした中、CMEフェドウォッチによれば、市場が予想する7月の利下げ確率は100%で、さらに下げ幅を通常の0.25%ポイントではなく、二回分に相当する0.5%ポイントと予想する確率が40.5%と急激に上昇しています。
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とはいえ、利下げ余地があまりないことを考えれば、FRBが一度に大きな利下げに踏み切る可能性は低く、段階的に引き下げることが予想されます。

また、段階的であれ何であれ、将来の金利が低下することが予想されていることから金先物価格が急騰しています。

【金先物価格:週足】
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金先物価格は1400ドルの大台を突破し、5年ぶりの高値をつけました。これまで歴史的な長期強気相場が続いてきたことから、多くの投資家らは株式に資金を振り分け、金を無視していたのですが、これからは金に見直し買いが入ることが予想されます。

さて、いよいよ相場のセンチメントが変わりつつあります。

サービス業主体の米国経済において、製造業はかつてのような絶対的影響力こそ失ったものの、まだまだ経済の重要な柱となっていることに変わりなく、その製造業で雇用が減速していることは、いずれ米経済全体に波及することが予想されます。

そのため、今後注目されるのはグロース株ではなく、安全資産とされるディフェンシブ銘柄や金などです。これらを保有しているかどうかで、近い将来に訪れる弱気相場を乗り切れるかどうかが決まります。

グッドラック。

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