バフェット太郎です。

米経済が音を立てて崩れ始めています。

米民間調査機関のコンファレンスボードが発表した6月の米消費者信頼感指数は予想131.5に対して、結果121.5と予想を下回りました。

【米消費者信頼感指数:1980ー2019:重要度★★★】
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そもそも消費者信頼感指数とは、消費者が足元の経済をどのように感じているのか、そして、この先どうなると思っているのかについて調査し、まとめたものです。

消費者信頼感指数が高ければ、人々は経済に楽観的であることを意味する一方、指数が低ければ人々は景気の先行きに不安を抱いていることを意味します。

景況感が「良好」だと答えた人々の割合は36.7%と、前月の38.4%から1.7%ポイント低下し、「悪化」と答えた人々の割合は10.9%と、前月の11.7%から0.8%ポイント低下するなど、中立的と見る人々の割合が拡大しました。

また、雇用状況が「良好」であると答えた人々の割合は44.0%と、前月の45.3%から1.3%ポイント低下し、「悪化」と答えた人々の割合は16.4%と、前月の11.8%から4.2%ポイントと増加し、雇用環境が悪化していることが示唆されました。

加えて、半年後の景況感に関して「良好」だと答えた人々の割合は18.1%と、前月の21.4%から低下し、「悪化」と答えた人々の割合は13.1%と、前月の8.8%から4.3%ポイント増加したことから、消費者が将来の景況感について悲観的になっていることが明かになりました。

さらに、半年後の雇用状況に関して「楽観」と答えた人々の割合は17.3%と前月の18.4%から0.9%ポイント低下し、「悲観」と答えた人々の割合は14.8%と、前月の13.0%から増加したことから、消費者が将来の雇用状況についても悲観的になっていることが明かになりました。

このように、多くの消費者が米経済に悲観的な見方をしていることがわかります。また、米消費者信頼感指数の推移を眺めると、これまでのトレンドラインを下に割り込んだことから、景気後退が近いことが予想されます。

【米新築住宅販売戸数:重要度★★★】
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商務省が発表した5月の米新築住宅販売戸数は予想68万件に対して、結果62万6000件と予想を大きく下回りました。また、前月は67万3000件から67万9000件(+6000件)に上方改定されました。

ただし、販売戸数は19年3月の72万3000件をピークに二カ月連続で低下しており、このまま低下傾向が続くようであれば、米経済の景気後退入りも近いと考えられます。

【米住宅価格指数(前年比):重要度★☆☆】
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米住宅価格指数は5.2%と、前月の4.9%から0.3%ポイント上昇しました。とはいえ、18年以降一貫して下落傾向が続いていることから楽観的にはなれません。

このように、米経済指標が大幅に悪化し始めていることを考えれば、歴史的な強気相場も終わりを迎えつつあり、投資家は弱気相場入りを覚悟した方が良いです。

グッドラック。

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