バフェット太郎です。


米商務省が発表した1-3月期の実質GDP(国内総生産)確報値は前期比年率換算で予想3.1%に対して、結果3.1%と予想に一致しました。

【米実質GDP(国内総生産)確報値:重要度★★★】
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19年Q1(1-3月期)のGDPは3.1%と、18年Q4(10-12月期)の2.2%から加速したものの、米中貿易戦争がエスカレートしている19年Q2(4-6月期)は鈍化すると見られています。

【米GDP内訳】
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GDPの内訳は以下の通りでした。

「個人消費」は0.9%と、前回の2.5%を大きく下回りました。3四半期連続で伸びが鈍化していることから、個人消費の勢いが弱まっていることが示唆されました。

「設備投資」は4.4%と、前回の5.4%を下回りました。昨年は税制改革が企業の設備投資を押し上げましたが、その効果は徐々に薄れ始めています。

「輸出」は5.4%と、前回の1.8%を大きく上回りました。米中貿易戦争を巡る報復関税発行前の駆け込み需要が輸出を押し上げたと見られ、19年Q2以降はその反動が懸念されます。

「政府支出」は2.8%と、前回の-0.4%を大きく上回り、GDPを押し上げました。

GDPが3.1%と堅調だったものの、個人消費と設備投資の伸びが減速していること、そして輸出の反動が懸念されていることから、米経済は緩やかにリセッション(景気後退)入りに向かっていると考えられます。
【S&P500種指数:週足】
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S&P500種指数はこれまで上値を切り上げてきた一方、相場が買われすぎか売られすぎかを表すRSIは上値が切り下がるなどダイバージェンス(逆相関)が発生しています。これは相場が反転する前兆として知られているため、今後50日移動平均線を下回ることになれば投資家は弱気相場入りを覚悟した方が良いかもしれません。

【米10年債利回り:週足】
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米10年債利回りは17年9月の2.05%を下回り、2.01%をつけるなど、投資資金が急速に安全資産に流入していることがわかります。

【金先物価格:週足】
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安全資産の代表格である金の先物価格も、これまでレジスタンス(上値抵抗線)だった1360ドルを上に大きくブレイクアウトし、「買い」のシグナルが出ています。

【ヴァンエック金鉱株ETF:GDX】
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金鉱株ETFは17年の高値をトライしています。これを上にブレイクアウトできるかどうかが注目されています。

このように、GDPの数値は堅調であったものの、市場のセンチメントが徐々に弱気に傾きつつあることを投資家は憂慮すべきです。

グッドラック。

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