バフェット太郎です。

英豪資源大手のリオ・ティント(RIO)が2015年12月期通期決算を発表しました。内容は悪かったです。

ウォールストリートジャーナルによれば、通期決算は純損失が赤字に転落したとのこと。主な要因はアフリカの鉄鉱石・ウラン資産の減損損失が18億ドルだったことに加え、為替やデリバティブ取引で33億ドルの損失を計上したことによるものです。

特別項目を除く調整後利益は予想46億6000万ドルに対し、結果45億4000万ドルと予想を下回りました。

また、通期配当を2.15ドルと前年から据え置いたものの、2016年12月期は最低でも1.10ドルの配当を目指すとしています。これは資源価格の見通しが悪いため、今までの「連続増配維持」という配当政策を撤回し、業績を考慮して配当を決定するということです。つまり、RIOは高配当連続増配銘柄としてもう買えないわけです。まぁ、もともと配当が不安定な銘柄だったので、連続増配を期待して投資していた人は少なかったと思いますが…。

★★★

ぼくの投資スタイルは高配当連続増配銘柄に投資し、配当を再投資し長期で保有するというものです。こうした投資戦略はジェレミー・シーゲル著『株式投資の未来』による影響が大きいです。

シーゲルは『株式投資の未来』で高配当株に投資し、配当を再投資し長期で保有することでS&P500ETFを上回るパフォーマンスを達成できると主張しています。また、その証拠として1957年~2003年まで運用した場合を検証しています。

『株式投資の未来』の影響を受けてシーゲル流の投資スタイルで運用する投資家は少なくありません。しかし、彼らは度々間違いを犯します。

例えば、目先の高配当株につられて投資する場合です。配当利回りは高ければ高いほど良いというわけではありません。配当利回り8%の株を見つけて「これはすごい銘柄を発掘した!」と投資をしてもその後減配や無配に配当政策が転換して、株価の暴落と利回りの下落のダブルパンチをくらうといった具合です。最近の例ではキンダーモルガン(KMI)やフリーポートマクモラン(FCX)、コノコフィリップス(COP)などがそれです。

ちなみに、カジノ大手のラスベガス・サンズ(LVS)の配当利回りは7.18%と高配当ですが、これも典型的な『高配当株の罠』にハマるタイプの銘柄です。

LVSは設立こそ1988年ですが、2004年上場の歴史の浅い銘柄です。配当を出し始めたのが2012年からなので増配実績もほとんどありません。また、業績は不安定で08年と09年は二期連続の赤字でした。つまり、今後の業績も不安定で赤字決算を出した場合、配当が維持されるかどうかの保証はどこにもないのです。ーで、将来かなり高い確率でLVSは業績に連動するかたちで大幅に減配すると思います。

そういうことをわかっていない情弱で経験の浅い投資家ほど、目先の利回りと株価の割安感にコロッと騙されるのです。高配当再投資戦略に相応しい銘柄は一にも二にも実績です。そのため銘柄はプロクター&ギャンブル(PG)やジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)など、誰もが知っている一部の銘柄に限られてくるというわけです。

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