バフェット太郎です。

「人生100年時代」と言われる中で、人々の間でこれまで以上に格差が拡大するのは必然です。なぜなら、資本主義社会とは資本家(投資家)と労働者との間で、時間の経過とともに格差が拡大するようにデザインされていることがすでに証明されているからです。

ちなみに、それはトマ・ピケティ著『21世紀の資本』の中ですでに証明されています。たとえば、資本家が富を年平均4%~5%の利回りで増やせるのに対して、労働者は賃金を年平均1%~2%でしか増やせないため、3%の差が格差拡大の要因となるわけです。

この3%の格差は一見すると小さいように思えますが、複利は時間の経過とともに効果が大きくなること、そして人々の長寿化を考えると、3%の違いは将来絶望的な格差を生むのは必然です。
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たとえば、資本家の資産と労働者の賃金をそれぞれ100とした場合、3%の格差は上記のグラフのように、およそ5倍もの格差を生むわけです。

とはいえ、日本のような先進的で豊かな資本主義社会では誰もが資本家(投資家)になることが出来るので、過度に悲観する必要はありません。しかし、大衆は自らの意志で資本家になることを放棄するので、結果的に格差拡大は止められないのです。

なぜ、大衆は自らの意志で資本家になることを放棄するのかと言えば、大衆は目先のことしか考えないため、3%の格差のために大きなリスクを取りたくはないと考える傾向にあるためです。

そもそも「どうすれば資本家になれるのか?」についてですが、それは株式に投資すればいいだけです。たとえば、コカ・コーラの株は一株50ドルで買えるので、子どもでもコカ・コーラ社のオーナー(資本家)になれますし、世界中の株式に分散投資されたETFやインデックスファンドに投資すれば、それだけで世界中の企業のオーナーになることができます。

しかし、大衆はいつまで経っても投資を始めません。彼らはリスクを取ること、そして損をすることを極端に恐れているのです。

古代よりヒトは「不安」や「心配」といったネガティブな感情を持つことで生存率を高めてきました。これは、ネガティブな感情が薄くあまりにも楽観的すぎると、簡単に敵に襲われたり、食糧不足に陥って餓死しかねなかったためです。

そのため、ヒトは本能的に将来に対して「不安」を強く感じるようにデザインされているので、大衆がリスクを恐れ、いつまで経っても投資を始められないのはごく自然なことです。

とはいえ、現代は古代と違い、突然ヒトや獣に襲われるなんていうことはありませんし、餓死するようなこともありません。そのため、比較的安心安全な社会では、「不安」や「心配」といったネガティブな感情は人生の足枷になりやすいです。

事実、過去を振り返ると、S&P500インデックスファンドに投資して配当を再投資した場合のインフレ率調整済みトータルリターンは年率平均7%弱だったことから、恐怖に打ち勝ち、投資を続けた者は報われました。

しかし、大衆はその恐怖に打ち勝つことができないので、資本主義の恩恵をいつまで経っても享受することができません。

せっかく株式投資に関心を持ったものの、株式市場が過去最高値圏にある中、誰もが「暴落したら始めよう」と考えるものです。しかし、実際に株式市場が暴落すると「米国株ブームは終わった」とし、結局いつまで経っても投資を始めないのです。

そのため、資本主義社会は未来はリスクを恐れない投資家と、リスクにおびえてお金持ちになる権利を放棄した大衆との間でますます格差が拡大するのは必然です。

グッドラック。

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